さて、幾分センセーショナルな広告に びびりすぎたきらいのある あおいみみずくでしたが…
実際に観てみて 一安心。バルテュスの美しい色使いを楽しみながら、 歩を進めました…
中でも、ブルゴーニュ地方のシャシーという所に移り住んだ1953年〜1961年当時に描かれた 一連の風景画は とても気に入りました。柔らかい中間色で描かれた 穏やかな空気感溢れる 優しい農村の風景。光を表現するバルテュスの真骨頂のように感じました。記念に絵葉書を買おうと思ったのですが、それこそ色使いが実物とかけ離れすぎていて、同じものとはどうしても思えず、買うことができませんでした。
ところで 音楽家 坂本龍一さんが、この展覧会に寄せて、
「バルテュスは、いわゆる20世紀の現代アートとは一線を画す画家だ。
音楽との比喩で言えば、20世紀のノイジーで調性のない音楽に対し、最後まで叙情的な音楽を書いたプーランクのよう。」
とコメントをされていましたが、なるほど…あまり抽象的ではない作風や、色の濃淡・陰影は確かにプーランクと言えるかもしれません…
あおいみみずく的には、プーランクにもう一匙、透明感をプラスしたいところですが…
ももんが先生は今回のバルテュス展、どのようにお感じになったのでしょう…誘った者としてちょっと気になります。
「どうだった…?」
「すっごく楽しかったよ!暗いトーンの中に 訴えて来るものがあった…」
同意 *\(^o^)/*
みみずくは言葉が多すぎですね。一言で言えば、確かにそれです!
そして今回 時を飛び越えて昔に戻り、色々話せて楽しかったね ももんがちゃん。
また一緒に冒険しましょう!
あおいみみずくは 今回「バルテュスト」を名乗るまではいきませんでしたが、バルテュスに対するイメージが、観る前と後では随分変わったことは確かです。好きにしろ、嫌いにしろ、とにかく本物を観なければ始まらないな…と強く思った今回の展覧会でした。機会があったら また行きたいな。
ところで、この写真はバルテュス展のお土産コーナーで売っていた「蜂蜜スプレッド」です。
バルテュスは12歳までに「ミツ」( 東洋に憧れ 日本語の"光"として つけたそうです ) という名前の「猫」をモチーフにした 素描による一連の作品を描き、それを詩人 リルケによって評価されたことが いわば画家としての出発点のようですが、これはその「ミツ」と ハチの「ミツ」をひっかけた物なのでしょうか…?え…?これって親父ギャグ…^_^;
でも ちょっと美味しそうでしょ♡
〜 お知らせ 〜
東京都美術館でのバルテュス展は 6月22日で終了です。
この後は なんと!京都で開催されるとか…なぜ京都!?わー でも、なんか嬉しい♡
会期は 2014年 7月5日 (土 ) から9月7日 ( 日 ) まで
会場は 京都市美術館
だそうです。期間中、講演会などの企画も催されるみたいで楽しそうですよ。
暑い暑い京都の夏…空調の効いた美術館で ひと休みしつつ…の旅も良いかもしれませんね^ ^
4 件のコメント:
既にお話しした通り、7月5日から6日にかけて京都に旅行に行きます。
バルテュス展の幕開けと同時か。行っちゃおうかなー。でも行くとあおいみみずく姫に怒られそうだしなー。
ジョヴァンニさん、コメントありがとうございます!
7/5…初日じゃないですか!バルテュス夫人の講演会がありますね。「如何にして大芸術家と恋に落ちたか」という演題ならば、私の悪友で「も」のつく人、興味津々と思います^ ^
それにしても いいないいな…美術館は岡崎・平安神宮の辺りかぁ…バス一本で南禅寺・永観堂に行くも良し…白川の散歩道経由で阿闍梨橋、知恩院、高台寺、石塀小路に行くも良し…一澤帆布から 骨董品・古美術のお店が集まっている新門前通、縄手通経由で新橋、祇園辺りをぶらつくも良し…みみずくの頭の中には すでに七色のアイデアが…*\(^o^)/*
…美術館はともかく、お帰りになったら 怒らないから 京都最新情報、よろしくお願いします!
蜂蜜、美味しそうですね。食べ終わっても瓶が楽しめますね。久しぶりの上野は本当に楽しかったです。また、良い季節に散策しませう。、、サムライ日本に奇跡はおきず、若干テンション下がる朝です。あー、ねむ
ももんがさん、コメントありがとうございます!
ひょっとして、今朝は5時起きで観戦でしたか?私は 朝起きて、すぐにTVをつけたら1の数字が目に入り、やったー!って思って良く見たら…1ー4 …
まあ、ここまで力の差を見せつけられたら しょうがないですね…(^^;;
もしも今朝 日本が勝って、グループステージ突破でもしてようものなら 私は本日全てのサッカー関連TV番組を見まくったことでしょう…
まぁ、そうならなくて良かったって思おう…でも残念…
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