もともと茶道が趣味で、茶道についての興味が深まるほど 日本の文化の奥深さに感嘆していた あおいみみずく。
茶道というのは 単に手順を習う 言わば「暗記科目」というものでは決してなく、その作法を通して 日本の伝統・文化は勿論の事、日本人としてのアイデンティティーをしっかりと感じ 確認する機会を得る場だと思うのです。それは 他人に対する精一杯の気遣いだったり 思いやりだったり、豊かな自然や四季に対する感性だったり…
例えば「おもてなし」にしても「おもてなしをしてくださる人の思いを ちゃんと感じとり 喜ぶ」という 受け取る側の感性も大変重要だと思うのですが…
このところ 特にその「受け取る」という場面での 自分の注意力の無さ 力の無さをひしひしと感じておりまして…ふと 流れていってしまう 毎日のちょっとした変化や面白さを、例え忙しい日でも何か積極的に感じてみたい 気づいてみたい…と思い「注意力の訓練として俳句をやってみたらどうだろう?」と 思った次第です。
幸運にも、同じ茶道の師匠のもとへ通っている先輩が 俳句の講座を持っていらっしゃるというので、勇気を出して「俳句をやってみたいんです…」と言ってみたところ、「じゃあ、自分がお世話する句会が今度 明治神宮であるから、まずは遊びにいらっしゃい!」という事になった訳で…
その方は 海外の多くの大学で日本文化を教えるべく 飛び回っていらっしゃるので、 素晴らしく面白くて瑞々しいしい感覚をなさっています。
俳句とは これまで縁遠かったあおいみみずくにとって「やってみたい」の一言は、かなり勇気が必要だったのですが、快く会に誘ってくださって本当に有難いことでした。
そうは言っても、生まれてこの方、俳句なんて一度も作ったことないし…
講座にも出ずに、いきなり句会って 大丈夫かな…?
「そもそも俳句ってなんでしょう…?」
「和歌は自分の感情までを読み込むの。例えば 哀しい とか 嬉しい とか。俳句は句にまつわる感情を受け手に任せるの。だから 説明しすぎては駄目。あとは、季語が5文字くらいは 入るから、残り12文字を作るだけ。簡単!」
え…?それだけですか?
…という事で、俳句の季語が載っている辞典( 俳句歳時記というらしい… )を戴き、句会というものが一体全体どういったものなのかも知らず…とりあえず明治神宮に出かけたあおいみみずくでした。
そう言えば 東京に住んで もう長くなるのですが、明治神宮って足を踏み入れた事、あったかな…覚えがないなぁ…
まず 目の前にそびえる大きな木造の鳥居。朱色ではなく 新緑の森に溶け込むようなシックな感じですが 存在感ありますね。これは樹齢1500年以上の檜で 台湾の山奥からはるばるやって来たものだそうです。立派…
6月からは神宮内 御苑の花菖蒲が見頃とか…
「それでは今から1時間ほど自由散策。12時に御苑出口に集合。」
え…っと どうしよう…自由散策中に 句を作るって事ですよね…
とりあえず菖蒲園に行ってみるか…清正井( きよまさのいど )とかいう湧水ポイントも奥にあるようだし…
訳もわからず鉛筆とメモ帳( 句帳? )を携えて神宮 御苑内に入ったあおいみみずく。さてさて、一体全体どうなる事やら…
果たして俳句は詠めるのか…あおいみみずく 絶体絶命!求む応援!次回につづく〜!
6 件のコメント:
自分が考えると、どうしても、普通の文章をただ単に575にしているだけのようになってしまったり、ダジャレ中心のものになってしまったり、そんな感じのしょぼいものになってしまいそうです。
考えてみれば、575にいろいろなことを込めるというのはすごいことだなと。
そうすると、やはり一朝一夕にはならないのでしょう。
路傍の小石さん、コメントありがとうございます!
俳句には色々な考え方があるようです。綺麗で素晴らしいと賞賛されなくても、自分自身の素の言葉が発せられて、大雑把な観察眼が少しでも繊細になれば…という考えで始めたので、本流からは少し外れるかもしれませんが、楽しく作ってみようと思っています。季語が入れば駄洒落もオッケーっていう心意気で とりあえずトライしてみます。写真も良いですが、そこに俳句を添えると切り取った一瞬がさらに思い出深いものになるのでは…なんて…夢は広がる〜♡
路傍の小石さんもいかがですか?
私は本格的な俳句ができないので、なんちゃって俳句(回文俳句、時事俳句くずれの時事川柳、オヤジギャグ俳句など)を作って喜んでいます。三階建ての回文俳句を作ってみました。575それぞれが回文になっています:
山今や 帰省相席 長野かな
涼しい山国の長野には避暑を兼ねた帰省客が押し寄せるので列車も相席で我慢、というつもりなのですが・・・。、
あおいみみずくさん
”俳句始めました”とのこと。
フォト575楽しみにしています。
初心のときは二度とない!!
初めての俳句楽しみにしています。
ジョヴァンニさん、コメントありがとうございました!
それにしても、ジョヴァンニさんのフィールドの広さに今更ながら驚いてしまいます。俳句にしても 勿論 普通に作られても素晴らしいのでしょうが、回文…しかも意味がしっかり通るし…やまいまや きせいあいせき ながのかな…情景まで目に浮かびます。ジョヴァンニさんは、きっと何か 特殊な脳をしてらっしゃるんですね…ウン 絶対 納得!
私は一般脳なので、とりあえず普通に俳句を作ってみますが、いつの日か、ジョヴァンニさんと俳句コラボができる日を夢見て頑張ります*\(^o^)/*
エーデルワイスさん、コメントありがとうございました。
確かに初心はこの時期一回限りですよね。この歳にして ボキャブラリーの少なさを改めて感じる毎日ですが、言葉数も少しずつ増やしながら 「下手でいい 下手がよい 」の精神で、気長に作って行こうと思います。
ただ 打たれ弱いので、励ましの感想をまたよろしくお願いしま〜す*\(^o^)/*
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