2016年1月9日土曜日

新春!歌舞伎の幕見は面白い

あけましておめでとうございます!
例によってぼんやりみみずく。あれ?いつの間にか松の内を過ぎていました。でも 焦らない焦らない…と…。
あ。そうだ!今年の目標は「焦らない」にしようかな〜^^;

さて。昨年よりちょっぴり早く始動したあおいみみずく。1月4日は、大学時代 同門だった同級生と新年会という運びになりました。皆で集まるのは3年ぶり。たまには(?)美味しいものでもという事で、銀座にある「俺のフレンチ」とやらに行ってみる事に決定。近頃、巷で結構話題になっているお店です。
急に決めたので 丁度良い時間は予約でいっぱい。結局 17:15にお食事がスタートという、ちょっと中途半端なスケジュールです。
折角銀座に出るのだから お食事だけだと勿体無い。友人から「歌舞伎の一幕見はお得らしいよ。」という情報を得て、新年早々 歌舞伎鑑賞する事に相成りました。
2013年春 に新しく建て替えが完了した新歌舞伎座。建て替え後に行くのはこれが初めてなので、興味津々。
で、結論から言うと、これが思った以上に大当たりだったのです。


歌舞伎の興行形態は、一日に昼、夜、ニ公演を行う「昼夜公演」が主流で、一公演の中で、1つの演目が上演される事もあれば、3つ・4つの演目が上演される事もあります。公演の上演時間は、途中2~3回、合計1時間半ほどの休憩を含め、おおよそ4時間ほどの長丁場。ずっと座っていると、身体が痛くなったり、疲れて集中力が落ちてしまったり。
また、チケット料金は公演毎に異なりますが、だいたい4000円〜20000円程度。4000円の席はあっという間に売り切れてしまうので、歌舞伎鑑賞はちょっと敷居が高いと思われています。
さて 今回の「壽初春大歌舞伎」
勿論 座席指定で一公演を通してゆっくりと鑑賞するのも良いのですが、今回は3番目の「梶原平三誉石切」と4番目の「茨木」の2演目のみを観る事に。「幕見席」という、演目毎に単発で観る事が出来る専用席の切符を買う事にしました。
驚いたことに この「幕見席」という切符のお値段、演目や幕の長さ・内容によって変わりますが、1演目 500円~2000円程度なんです。
今回は「梶原平三誉石切」「茨木」共に1400円でした。つまり、2演目で2800円也。何とお手頃!2時間弱、ゆっくり座って観劇できて…しかも銀座のど真ん中!本当にこれで良いのでしょうか…
ただし 座席は4階席。いわゆる天井桟敷というヤツ…。玄関からは入れず、幕見席専用エレベーターで入場しなければなりません。一般席への通路は閉ざされ…つまり、隔離されております。また 前売り予約は無し。当日 自由席券のみの販売です。


座席数は96。立ち見が約50。切符は 各演目開始前に発売になります。各公演によって異なるので、事前に調べなければならないのですが、今回は、だいたい1時間位前に切符売り場に行ったら、難なく買う事が出来ました。4階席ではありますが、一番前のけっこう見やすい席を取れましたし、例え人気公演で 一般販売であっという間に売り切れになった演目であっても、幕見席は当日、ちゃんと販売されるという事。こんなシステムがあったのですね!知らなかった…(と、日本産みみずく。なんとこの幕見席での観客、見たところ約8割が海外からの方々でした。英語が飛び交い 異国情緒?満点です^ ^)
前日にふと思いついてでの歌舞伎鑑賞でしたので、新春の雰囲気だけでも…と、演目も出演者も知らずに呑気に出かけたみみずくでしたが、何と演者に中村吉右衛門と坂東玉三郎の名が!うわー!
しかも、幕見席売り場に置いてあったパンフレットを確認して初めて知ったという長閑さ…!なんとラッキー!
という事で、図らずも 二人の人間国宝の類稀なる技を、この値段で鑑賞する事が出来て、新年早々 大感激!という事で、感想は次回に続く♡