2013年12月31日火曜日

良いお年をお迎えください

今年ももうすぐ終わりですね。本当に色々な事がありました。
ブログを始めたのもその一つです。
「日々、何か感動を持って暮らして行きたい。楽しい 美しいと思える事を捜して行きたい」という思いで始めたものですが、色々な方々から沢山の事を教えて頂き、知るという楽しさに目覚めました。また 多くの励ましも戴き、頑張って続ける事ができました。
人に伝わるような文章を書くのは本当に大変な事で、いつも言葉選びや組み立てに困ってしまいます。
自分の知っている言葉の貧困さに もどかしさを感じ、知識の少なさに愕然とし…文章を書くこととを業としている方々はすごいなと、改めて感じさせられる日々でした。
何にしても、続ける事は本当に大変。でも、お陰様で充実もしています。
毎日 面白い事を捜そうとすると、普段はきっと何気なく見過ごすであろう事も 気がついて 振り返って 感じる事ができます。興味の対象も増えてきます。
来年はもっと語彙を増やし、短く適格な言葉で表現できるようになりたいな と思います。
今年は皆様に大変お世話になりました。
来年もまた、楽しいこと たくさん捜していきたいと思います。
新年も、どうぞよろしくお願いします。

2013年12月27日金曜日

横浜中華街で ものすごいスープを食す!

現在 京都シリーズ執筆中ですが、ここでちょっぴり異文化交流 ^o^!
あおいみみずく、先日 横浜中華街で「ものすごいスープ」を食しました。
台湾薬膳料理で、その名も「佛跳墻(フォーティャオチャン)」最近の台湾グルメ本では「ぶっ飛びスープ」と言われるものです。
名前の由来は「あまりの美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えて来る」という詞にあるとされていて、文字通りのぶっ飛びスープ!
陶器の壺に、様々な乾物を主体とする食材を入れ、蒸し上げて作られます。
材料のほとんどが乾物で、フカヒレ、干し貝柱、干し鮑、干し海鼠など 動物性のものが主体で、旨味が半端なく濃縮されています。貴重な食材を使うので、必ずしも決まったレシピがある訳ではないそうで、同じお店で頼んでも、仕入れができた食材によって作るため、日によって具材が違うとか。今回は豚足も入っていて、コラーゲンたっぷり!きっと翌日はお肌ツルツル〜^o^
乾物の戻しなど、下準備に相当 時間がかかりますし、蒸す時間も かなりかかるため、必ず数日前に予約が必要なんだそうです。それがこの写真。
香りをお届けできないのがなんとも残念…


今回伺ったのは「青葉新館 」。本場 台湾料理の老舗で、ピアニストであるお友達の ご主人が懇意にしていらっしゃるお店 という事で、連れて行って頂きました*\(^o^)/*
場所は みなとみらい線 「元町中華街」駅 3番出口より徒歩2分。朝陽門近くで交通も便利です。(あまりにも美味しかったから宣伝しちゃいます^ ^) 
横濱中華街の多くは広東系で、台湾料理の店は ほんの少数。
でも、台湾料理って素材の味がとっても生きていて、薄味で日本人好みの味だと思うんですよね。
このスープの他にも色々と頂いたのですが、どれも皆 優しい味付け。困った事に、味に飽きる事がないので どれだけでも食べれます。また、油が少ない健康的な料理なので、どれだけ食べても胃は膨らみますが もたれないのは驚きです。(あれだけ食べても、次の日、胃の調子は全く良好!スッキリしていたのは本当にびっくりでした。)
あ、鯛のお料理の写真も載せちゃいます!
鯛を蒸してネギをたっぷり乗せ、アツアツのタレをジューっとかけたお料理!
これも予約が必要だそうですが、最高に美味しい!(ボキャブラリーが貧弱なのって、グルメリポートできませんね…(^^;; とほほ…)


あと、切り干し大根入りの玉子焼きと、アサリの豆鼓炒め、空芯菜、腸詰め…
それらは予約無しでも味わえて、味付けは薄くて上品。
ほんと!スープだけではなく、どれも皆 ぶっ飛びの美味しさでした。

さて あおいみみずく、こんなに嬉しい思いをして、幸運を使い果たしてしまうのではないかというのが懸念されておりますが…
このお食事会から遡る事 一時間、横浜中華街の関帝廟で お参りをしたんです。
お参りの方法が面白くって、神様達にお線香を捧げてご挨拶し、最後は「金箔を貼ったお金に見立てた紙」を燃やすというやり方。
一生懸命お参りをして、意気揚々とおみくじを引いたら…
「下 下」…これって「凶…?」(ーー;)ズーン…
いや。きっとここでバランスが取れたんだと思うんです。
私がこうして楽しく過ごせるのも、本当にお陰様。
「いい気にならず、有頂天にならず、感謝して過ごさないといけません。」
と、神様が戒めてくださったんです。
本当に色々な方々にお世話になって 自分が存在しているのに、楽しい事があると すぐに調子に乗ってしまうのが あおいみみずく最大の欠点。肝に銘じて生活します。
でもでも 本当に美味しかった *\(^o^)/* 全てに感謝 感謝です!

2013年12月23日月曜日

竹の寺〜地蔵院

本当は 秘密にしておきたいほど素敵!この近くの民家で生まれた 一休さん も小さい頃 (安国寺に移られた6才頃まで) 過ごされていたという「竹の寺」地蔵院です。
前回UPした西芳寺のすぐ近く。歩いて5分弱の場所に、本当にひっそりと建っています。
ここの周辺には他に「鈴虫寺」と呼ばれる華厳寺があって、そこの わらじを履いたお地蔵様が「どんな願い事でも1つだけ叶えてくださる」と評判らしく、あおいみみずくが通りかかった時にはお寺の門からずっと 若い女の子達の長い行列ができていました。
その行列に尻込みしてしまい、結局「華厳寺」には伺えなかったので、そちらにはまた別の機会にでも行ってみたいなと思うのですが…
何の気なしに伺った地蔵院…本当に素敵でした!
地蔵院は、歌人 藤原家良の別荘跡地に細川頼之が夢窓疎石(夢窓国師)を開山(初代住職)として1367年に建立させました。(実際の開山は宗鏡禅師ですが、師匠の夢窓国師を勧請して第一世とし、宗鏡自身は第二世となったそうです。)
一時栄華を極めたようですが、応仁の乱で沢山あったお堂などを焼失し荒廃。紆余曲折を経て、ようやく1704年頃 寺観が整えられ、現在は再建された本堂と方丈のみが残る 小さな臨済宗の禅寺です。
本尊は伝教大師 最澄の作と伝えられる地蔵菩薩。方丈庭園は作庭者不明ですが「十六羅漢の庭」と呼ばれ、京都市の名勝に指定されていて、楓・五葉松・胡蝶侘助(椿の一種)が緑の杉苔の中に配置されています。
細川家ゆかりの寺院ということで、細川護煕元首相筆の襖絵がありました。細川元首相御自身も、この寺を「京都の隠れ家」と呼び、訪れる事もあるそうです。


何と言っても総門から本堂にかけての竹林が本当に素晴らしい。竹取物語の世界が現実に広がっています。
シンと静まり返った空気の中、方丈までの参道をゆっくりと歩くと 風に吹かれた孟宗竹のさわさわ言う葉の擦れ合う音が聞こえます。微かに鳥の囀る声。時折唸る風の音。
自然の織りなす音楽が聴こえてきます。
目に映るのは空高く伸び上がる竹林。何とも言えない緑の色に混じって樹齢が相当長そうな紅葉が彩を添えます。
静寂の中、何にも邪魔されず 自分自身を見つめる ゆっくりした時間を過ごせる地蔵院。
方丈の庭園に植えられた胡蝶侘助の花が開く頃、もう一度 訪れてみたいな…

2013年12月19日木曜日

苔寺〜西芳寺

さて。糺の森で自然感いっぱいの紅葉を楽しんだら、次は 人の手によってこれまでも これからも丁寧に受け継がれていくであろう苔の寺。
奈良時代、行基が開創したと伝えられ、1339年に夢窓国師によって復興された「西芳寺」をご紹介します。
ここは足利義政が銀閣寺を建てる時に 庭や建物を見本にしたことで有名ですが、もう一つ、「苔寺」としても大変有名で、120種類以上もの苔が境内を覆っています。苔は踏み荒らされると消滅してしまいますし、水分管理など 維持するのがとてもデリケート。また、大勢の観光客が溢れると 周辺の住民の方々の住環境も大変問題!という事で、昭和52年より、ここを拝観するには事前に往復葉書での申し込みが必要となりました。また、拝観料も一人3000円と かなり高額。ただ、そのせいもあってか 私が伺ったのは 紅葉 まさに真っ盛りの11月24日でしたが、広い庭園を30人ほどの人数で 本当にゆっくり 静かに拝観することができました。
拝観時期や人数によって違うのかもしれませんが、あおいみみずくが行った時は、まず 本堂の「堂本印象」作の抽象的な障壁画の前で、ご住職のお話を伺い、全員で般若心経を3回唱え、願い事を 護摩木にしたため 奉納し、その後のお庭見学となりました。
苔の状態としては 梅雨時が最高なのかもしれませんが、紅葉の秋もまだまだ元気で青々してましたし、朝方の雨でしっとり濡れて ツヤツヤ光っていて、紅葉の赤や黄色と苔の緑のコントラストがくっきり。目の覚めるような対比の美しさでした。
あぁ…!それにしても素晴らしい苔!ふかふかのベットのようで、思わず寝転びたい衝動にかられたのですが、そこはぐっと我慢。おとなしく、目力で ふかふか感を味わいながらの約一時間半、本当にゆっくりじっくり、かなり広い庭園を散策できました。(庭園内は自由散策です)


本堂の入り口に石碑があり、そこには"大佛次郎作「帰郷」過去の章"より 一文が刻まれていました。
川端康成の筆によるものだそうです。
〜 "苔寺にて
お互いの祖先の日本人が その時々に築き上げて遺したものを 今の若い人たちがどんな風に見ているのか尋ねたいことである。亡びたものを ただ美的な興味で眺めているのか それとも こう乱雑になった世の中にも 自分たちの生活や血につながりのあるものとして なつかしみ受け取ろうとする心が残っているのか 確かめてみたい " 〜


2013年12月15日日曜日

糺の森 (ただすのもり)

紅葉の京都。
清水寺や嵐山、東福寺と言ったメジャーな場所は大変素晴らしいのですが、やはり人の多さに疲れてしまいそう。また、これまで穴場とされて来た「蓮華寺」や、交通が不便で行きにくい岩倉の「実相院」なども口コミが広まったせいか、今年はかなり混雑していました。
しかし、どこもかしこも混んでいるか…と言われれば…
ガイドブックの紅葉特集ではあまり見かけない、あおいみみずく お気に入り の場所をこっそり紹介しちゃいます。
まず最初のお気に入りは、下鴨神社の境内に広がる「糺の森」
ここは 賀茂川と高野川に挟まれるように広がっていて 下鴨神社へと続く 南北に細長い 平安京以前から保たれている「原生林」の森です。
一般的に神社の境内や参道では常緑針葉樹が使われている事が多く、鬱蒼とさせて神秘的な感じを演出している場合が多いようですが、ここは 珍しく ケヤキやニレなどの落葉広葉樹林が中心の 明るい森です。落葉樹が多いという事で 紅葉も綺麗!…って事は、春の芽吹きの頃もきっと素晴らしいのでしょうね!
平安京が置かれていた時代にはもっとずっと広かったようで、応仁の乱でその70%が焼失したそうですが、現在は東京ドーム約3個分の広さだとか。
森の中には「瀬見の小川」「奈良の小川」「泉川」「御手洗川(下鴨神社敷地内)」という4つの川が流れていて、古くから たくさんの和歌に読まれています。水辺を好む植物も多く、上賀茂神社、下鴨神社の神紋である「双葉葵」も最近は激減しているものの、自生しているようです。
原生林の森という事ですから いわゆる手入れの行き届いた 作られた「庭園」ではありません。目を引くような真っ赤な紅葉があるわけではなく、「構成された美」とはまた違った感じではありますが、様々な種類の落葉樹が織りなす 微妙にトーンの違う赤や黄色、オレンジ、そして様々な種類の緑が自然に絡み合い、派手ではありませんが 心安らぐ 色どりです。
樹齢も数百年の樹木が多いので 背も高く開放感があり、思わず見上げて 深呼吸をしたくなります。
町の真ん中にこのような森を備えている所はなかなかありませんよね。
京都の町の奥深さが垣間見られる一つの場所です。
「ここで和歌などを一首…」と行きたい所ですが、不調法なもので…
鴨長明のものをご紹介します。

石川や瀬見の小川の清ければ 月も流れを尋ねてぞすむ  (新古今和歌集)


ここは街中より幾分 色づきが遅いので、「あ、今年 紅葉見るの ちょっと遅れちゃった…?」
の時分、ちょうど良い感じだと思います*\(^o^)/*

2013年12月11日水曜日

夕焼けの清水寺は修復中

近頃 すっかり寒くなりましたね。あおいみみずくが京都と東京を行き来し出したのは10月の後半でした。その時 京都の街を行き交う人達は まだ半袖の方がチラホラいらっしゃって、日によっては ぼーっとするくらい暖かだったのですが、11月の中頃 急に冷えてきて 紅葉が一斉に始まった…と思ったら、もうすっかり寒くなりました。
京都の秋と言えば紅葉。あおいみみずくは毎日遊び歩いていて 記事をUPするのがすっかり遅れてしまっております。紅葉のシーズンもそろそろ終わりですが、これから撮りためていた写真を整理しつつ、「秋の京都」の写真をUPしていこうと思います。
で、やっぱり京都と言えば 先ずは「清水寺」 
定番ですが やっぱり素晴らしい!
山の斜面という立地を 最大限 活かして建てられていますので、本当に雄大な眺め。人気が凄いのも 頷けます。
ただ やっぱり紅葉の時期、特に週末の混み方は 半端ありません。参道は人で溢れ、前へなかなか進めません。もし どうしても清水寺の紅葉を見たいのならば、どんな事をしても平日に行くべきだと思います。
そしてもうひとつ。大切なのは 夕方行く事です。
清水寺は西を向いているので 朝日が当たりません。開門が6時と早いので、人のいない早朝に行くのも気持ちは良いのですが、舞台周辺は日が翳ってしまっていて 眺めが今ひとつ。特に紅葉の清水寺を見るのならば
「平日 夕日が期待できる晴れた日の 日没前 一時間」
が最高です。波長の長い秋の夕日に照らされた清水寺は、まさに西方浄土からの光を受けているように 真っ赤に染まります。
遠くに京都の街が見下ろせて、赤い日が紅葉をより赤く照らし、まさに燃えたつようです。
あおいみみずくの脳裏には今でもその風景が焼き付いて離れません。


現在は修復の真っ最中。今 私達が目にしている建物は 創建当時の物ではなく、1629年9月10日の大火災によって焼失した後、わずか数年のうちに再建された物だそうですが、それでも築400年。痛みも相当激しいと思われます。これを平成20年より11年かけて順次修復して行く計画だそうで、現在は奥の院と阿弥陀堂が修復中。私達が行った時も鳶の方々が足場を組んでいらっしゃいました。南座のせりに上がっただけでくらっとするあおいみみずく…鳶は憧れ…おお怖…^^;
この後、本堂などの修復に入るようです。

2013年12月7日土曜日

青蓮院の楠

 本当に地面をしっかり掴んでいるような根元。青蓮院の楠です。
ここには 境内の内と外に 合わせて5本の楠があり、どれも巨木で立派。
この写真は 境内の外にあるものです。
「親鸞聖人お手植え」と伝えられているのですが、鑑定によると 13世紀以降に植樹されたという事。でもそうであっても樹齢は800年…?凄すぎです…
根が大地をしっかりと掴み、ゆったりと枝を広げています。根には、青々とした苔が生え、光が当たるとビロードの様に光ります。
どっしりした幹は大風が吹いてもびくともせず、枝葉は風にざわめきます。
あおいみみずくが小学生の頃、校庭の一角にとても立派な楠がありました。小さな小学生達が周りではしゃぎ回っているのを見守っているかの如く、安らぎと安心感を与えてくれる大木でした。今でも変わらずにあの場所にあって、子供達を見守っているのでしょうか…そんな事を考えながら、心静かにお寺を拝観します。


ここ、青蓮院は天台宗の「門跡寺院」です。
「門跡」というのは、門主(住職)が 皇室 或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺のことだそうで、三千院・妙法院・青蓮院は「京都の天台宗三門跡」と呼ばれます。
ここの並びには、知恩院、高台寺、清水寺と、大人気寺院が軒を連ね、ひっきりなしに観光バスが通るのですが、この青蓮院は、門跡だから という事でもないのでしょうが、いつ行っても静かでひっそりとしていて、室町時代の相阿弥作と伝えられる 主庭の龍心池の周りも素敵ですし、宸殿の軒下の廊下に腰を掛け、楠を眺めながら思う存分瞑想に耽る事もでき、あおいみみずく大のお気に入りです。
春と秋のシーズンには、江戸時代の天明八年(1788年)の大火によって御所が炎上した時に ここを仮御所として避難なさった「後桜町上皇」が御学問所としてお使いになった という、庭園内の「好文亭」という茶室で、ちゃんと作法に則った お点前による薄茶も楽しめます。因みに好文亭の障壁画十三画は、日本画の大家「上村淳之画伯」による花鳥図で、これを見に遠くからいらっしゃる方も多いとか。
夜の 青い光によるライトアップも素敵な青蓮院門跡。何度でも行きたくなる場所です。

2013年12月3日火曜日

南座舞台見学

前回 京都南座の外面についてUPしたので、今回は内部をご紹介。
まねき上げの日の前々日、あおいみみずくはいつもお腹を空かせた熊と 南座の「秋の特別舞台体験」に参加しました。
この企画は 今年の春に続く 第二回目で、今回は11/8日〜24日までの開催でした。
劇場の内部の 花道、廻り舞台、せりなどを、案内の方の楽しい解説を聞きながら 約30分間体験させて頂けます。
せりには実際に乗って 上がったり下がったりできるのですが、下がった方は良いのですが、上がると…思ったより高く感じ 怖くて目眩が…クラっとしました。こんな所で役者さんは演技するんですね…大変だぁ…
また、舞台上では照明の熱が直接当たるので凄い暑さ。ここで平気な顔して優雅に踊るなんて相当疲れそう。歌舞伎役者は体力勝負ですね。本当に重労働。昼と夜の二回公演なんてあんまりだなあ…若い頃は良くても これでは身体を壊しそう。役者さん達の見えざる苦労をひしひしと感じました。今後は芝居の見方もちょっと変わるかもしれません…(しみじみ)
舞台見学の前後には 劇場内部を自由に見学する事ができて、上げられる前の「まねき」を見たり、効果音を鳴らす道具を使って実際に音を出したり、籠や馬などに乗って写真も撮れます。
ところで、あおいみみずくがこちらに伺った 11/23 は紅葉真っ盛りの土曜日とあって、京都のメインストリートである四条通は物凄い混雑…と言うか、物凄いという言葉では足りないほどの混雑で、「紅葉時期の週末は凄まじいよ〜」とは聞いていましたが、これほどまでとは正直、思っていませんでした。
思うに、これほどまでの混雑を「貴重な体験」として捉えるならば「京都にもう一度来たいな〜」と思うのでしょうが、「お茶を飲む  ご飯を食べる」で長時間待つのは勿論のこと、そこにある青信号を渡るにも2〜3回変わるのを待たなければ辿り着けない程で、これでは「京都は二度とゴメンだわ」と思いかねない…
で、そんな中 この南座舞台体験は貴重でした。
南座の内部は いつもは勿論 お客様で満杯ですが、逆に この日の内部はガラガラ。舞台を体験する「特別体験会」には予約が必要でしたが、内部だけを自由に見学するだけならば 500円の入場料で 人の疎らな南座内部で思いっきり写真が撮れるし、顔見世興行を観劇する時には27000円もする 高額な特別席にも座れます。客席でまったりする事もでき、売店では歌舞伎カレンダーも買えます。
正直、休む所も長時間並ばなければ確保できない激混み京都で、この空間は貴重です。勿論、客席で飲食はできませんが、もしこの企画が今後も続けられるようでしたら  春と秋の混雑時に催される「南座見学」
頭の片隅にでも覚えておいて損は無いと思います!