奈良時代、行基が開創したと伝えられ、1339年に夢窓国師によって復興された「西芳寺」をご紹介します。
ここは足利義政が銀閣寺を建てる時に 庭や建物を見本にしたことで有名ですが、もう一つ、「苔寺」としても大変有名で、120種類以上もの苔が境内を覆っています。苔は踏み荒らされると消滅してしまいますし、水分管理など 維持するのがとてもデリケート。また、大勢の観光客が溢れると 周辺の住民の方々の住環境も大変問題!という事で、昭和52年より、ここを拝観するには事前に往復葉書での申し込みが必要となりました。また、拝観料も一人3000円と かなり高額。ただ、そのせいもあってか 私が伺ったのは 紅葉 まさに真っ盛りの11月24日でしたが、広い庭園を30人ほどの人数で 本当にゆっくり 静かに拝観することができました。
拝観時期や人数によって違うのかもしれませんが、あおいみみずくが行った時は、まず 本堂の「堂本印象」作の抽象的な障壁画の前で、ご住職のお話を伺い、全員で般若心経を3回唱え、願い事を 護摩木にしたため 奉納し、その後のお庭見学となりました。
苔の状態としては 梅雨時が最高なのかもしれませんが、紅葉の秋もまだまだ元気で青々してましたし、朝方の雨でしっとり濡れて ツヤツヤ光っていて、紅葉の赤や黄色と苔の緑のコントラストがくっきり。目の覚めるような対比の美しさでした。
あぁ…!それにしても素晴らしい苔!ふかふかのベットのようで、思わず寝転びたい衝動にかられたのですが、そこはぐっと我慢。おとなしく、目力で ふかふか感を味わいながらの約一時間半、本当にゆっくりじっくり、かなり広い庭園を散策できました。(庭園内は自由散策です)
2 件のコメント:
みみずくさん本当に写真が上手ですね!
京都はまだ紅葉が美しいのですね。苔の柔らかそうなこと!
また、エーデルワイスさんの教養深いこと!
すてきですね。
まきちゃん、コメントありがとうございました!
エーデルワイスさんは すごいんですよ!いつもコメントで色々な事を教えてくださるんです^o^
あおいみみずくの写真はですね〜「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で、デジカメならではの腕であります…(^^;; フィルム時代には考えられなかったですよね。便利な時代になったものです。
苔寺の写真は先月の24日に撮ったもので、さすがに今はもう葉も落ちているかな?と思うんですが、でも今年は例年より1週間は完璧に遅い紅葉でした。桜にしても紅葉にしても、最高の時期を当てるのは難しいですね。苔寺は、芽吹きの時期もきっと素晴らしいと思います^o^ 是非ご主人と行ってみて下さい!
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