あっという間に2月。それにしても、東京は凄い雪でした!
うちの方では、40cm以上積もった感じです……>_<…
つい先日、有難くもBlogを読んでくださっているお友達から、
「ブログが近頃過去形なんだけど、今は一体どこにいるの?」
と ご連絡いただいたのですが、京都への3ヶ月半に渡る長期(中期?)出張を終え、いつもお腹を空かせた熊さんは、ひっつき虫(鳥?)のあおいみみずく共々、無事 東京に帰還しております。
熊さん曰く「長かった…」
これまでに色々な街に住んだ経験を持つあおいみみずくとはちょっと違って、熊君はちゃきちゃきの江戸っ子。生まれた時から江戸住まいで、外(ほか)で生活した事が無いのです。
その熊君が、暫し京都で生活し、帰って来ての第一声は
「東京は空が高くて清々する…」
というものでした。続いて、
「京都には空が無い」
高村光太郎の 智恵子抄「智恵子は東京に空が無いといふ」と 同じ様な心境だったのでしょうか…
精神的に…というだけではなく、実際にも京都の空は低い気がします。湿度も東京と比べると夏も冬も10%くらい高いらしい…
おまけに天気の不安定なこと。我々が滞在していた間、一日中晴天という日は 1日あったか2日あったか…
朝、良い天気だなぁって思っていても、急に黒雲が湧いてきて 雨がパラパラ降り出す…と思ったら 青空…なのに雨が舞う…
東京の安定した天気の中で生活している者にとっては、何とも心が不安定になるようです。
背の高いビルが乱立している訳ではないのですが、開けた場所に行っても 何だか押さえつけられた空の印象…確かに感じます。晴れていても、どういう訳か雲が垂れ込めているような感覚…まさに「京都の空は低い」
空が低い分、天と地が交わるタイミングがたくさんあるような気がします。
異界と現実との接点…
昔の人も、そういったタイミングの時に、怨霊や、神様の事を感じたのでしょう…
やはりこういった場所には 魑魅魍魎も湧いて出て来るってもんです。
東京に帰る日、あおいみみずくは すごく名残惜しくて、何度もこれまでの住処を振り返りましたが、熊君は スタコラサッサ…
東京で 久しぶりに車の運転をしながら、
「やっぱり東京の空はいいなぁ…再発見だなあ…」
そうなんだぁ…私は京都の陰鬱とした感じが 好きなんだけどなぁ…
暗いですか?(^◇^;)
4 件のコメント:
こんにちは!あおいみみずくさん( ^o^)ノ
京都の空と東京の空の高さの違い なるほど…ょ読ませていただきました。
ここ静岡県の方々は京都が好きな方が多く、わざわざ京都の大学を選ぶことが多いです。何故でしょうか!?
私は富士山が良く見える東京がやはり好きです。(空とは関係ありませんが)
雑然としていても、東京はほっとします!
「魑魅魍魎」など拙者の好む「きいわあど」が散りばめられた楽しい文章でござるな。
魔界では時々下界に降臨し「ジョヴァンニ」なる輩に憑依して別人格を味わっておるが、どうも居心地がよろしくない。魔界にすっかり馴染んでしまったのか?
姫の京都談義と写真、最高でござる。ずっと続けて欲しいでござるよ。
翼さん、コメントありがとうございます!
富士山!確かに!つまり 東京からは、少なくとも富士山のある静岡や山梨まで 空を遮るものが無いって事ですよね!遠くまでつながった空。東京では 湿度も低く、彼方まで 広く 奥行きを感じさせる空が見渡せるんですよね。空が高く感じられるのは、遠い彼方まで見ることができるから。なるほど〜!
京都では、五山の送り火を灯す山々に囲まれている、文字通りの盆地ですので、彼方が感じられません。おまけに琵琶湖とほぼ同じと言われる水量の水瓶の上に(イメージ的には、スポンジだそうですが…)乗っている町なので、湿度も高く 見通しも悪い。なので、空も低く感じられる…そんな感じでしょうか!わぁい。わかってきたぞ〜^ ^
あ、因みに私も褒められると伸びるタイプです(^_-)
ギョームさん。お久しぶりです!コメントありがとうございました!
ん?ジョヴァンニさんだと居心地が…?
魔界にいらっしゃる方がホント?いや、下界にいらっしゃる方がホント?どちらがどちら?どちらもホント…
卵が先か、鶏が先か…なんか興味あるなぁ。色々掘り下げたお話を伺ってみたいです^ ^
私も京都という魔界に思った以上に馴染んでしまったのですが、強制退去させられてしまいました(T_T)
でも、隙あらば再び…と、チャンスをうかがっています。ブログにも 魔界での記憶が薄れないうちに 色々記しておきたいので、しばらくは日々の徒然と共に、引き続き 京都についての「柳生封廻状」ならぬ「みみずく封廻状」をしたためていこうと思っておりますので、ご支援、ご指南、よろしくお願い申し上げまする〜∧( 'Θ' )∧
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