2014年8月23日土曜日

京都 北村美術館は想像力必須

あおいみみずく、俳句を始めて約2ヶ月。図書館で季節の名句の本を借りて来て ぽそぽそ読んでいたら、同じ結社の姉弟子の方が 本当にご親切にも 沢山の俳句本を送ってくださいました。なんと有り難い事!で、只今「ほー!」「へー!」の真っ最中!
もちろん今だに超初心者ではありますが、俳句というのは少ない言葉の向こう側に大きな世界を感じ取る芸術であるのではないか…という事を、朧げながら感じて来た今日この頃です。
少ない手がかりで、多くの事を読み取る…という事に、京都でお邪魔した北村美術館の事が思い出されました。

京都には沢山の美術館があり、それぞれが本当に個性的です。
中でも、実業家で茶人であった北村謹次郎の蒐集品を保存するために1977年(昭和52年)に茶道美術館として開館された「北村美術館」は、特に個性的だと思います。
大文字を真正面に見据え、賀茂川と高野川が合流して最も川幅が広くなった鴨川の西岸にある美術館。このあたりは頼山陽が「山紫に水明らかな處」と誉め讃えた京都きっての景勝地でもあります。
下の写真は あおいみみずくの先輩が撮ったお写真です。お借りします!


収蔵品の中には 与謝蕪村「墨画淡彩鳶鴉図」や、野々村仁清「色絵鱗波文茶碗」など、茶人でなくても興味をそそられるものもあるのですが、こちらの美術館の醍醐味は、春季 秋季と二期の開館期間に合わせ「茶事での取り合わせ」という設定で、広範囲に渡る収蔵品を「その時々のテーマに基づく濃茶席と薄茶席での組み合わせで展示する」という展示方法です。
自分自身が茶事に招かれた客として、目の前の道具から いかにその趣向・ストーリー・メッセージ などを汲み取る事ができるか…茶事の席を想像して堪能できるか…という、客としての力量が試される、ある意味 難しい美術館…所蔵品は33件の重要文化財を含む約1000件と とても多いのですが、かなり絞られての展示です。ですので ある意味「想像力美術館」と言っても過言ではないと思います。
みみずくがお邪魔した時は「夕ざりの茶」という取り合わせ展示でした。
夕ざりの茶とは、社会的に多忙な方々が 一日の業務を終えてのち お茶を楽しむ為に、仕事を早々と済ませ、まだ日のあるうちに席入りし、途中から灯火も必要となる時間帯に寄り合う…という、季節に関係なく行う茶会です。


上の写真は展覧会のパンフレットなのですが、与謝蕪村の代表作「鳶鴉図」です。
本物を目の前で見ると 迫力のある筆使いに、足先からビリビリと来ます。
なんだろう…
萩原朔太郎は蕪村を「郷愁の詩人」と表現しました。確かに俳句の作風は瑞々しく浪漫的です。
一方で 絵画であるこの作品からは 荒々しい武士の様な武骨さが伝わって来ました。
この作品は
「俳諧は俗を用いて俗を離れることを尚ぶ」
と言っていた 彼の俳諧精神を「俳諧師として あるいは画家として、鳶と鴉という市井に見られる卑近な鳥を用いて俗のままで終らせず「離俗」すなわち 俗を離れることに成功した作品」と言われています。蕪村は1783年に68歳で亡くなりますが、そのわずか5年前から使った「謝寅」の落款が捺されています。
そして 蕪村の代表作は この時期に集中しているそうです。

さて、この北村美術館には「四君子苑」と呼ばれる茶苑・茶室(北村旧邸)が隣接しています。
ここは代々 奈良吉野の林業を生業としていた家に生まれ、茶道美術に造詣の深い北村謹次郎が 茶を楽しむために建造した 東山の緑を借景にした昭和数寄屋の傑作で、春と秋の一定期間に一般公開されるのですが、あおいみみずくは四君子苑の公開日に伺うことはできませんでした…残念…>_<
感性と想像力が刺激される「北村美術館」
ロビーから見える紅葉は絶品!(紅葉狩りの穴場でもあります。)
是非 訪ねてみてはいかがでしょうか*\(^o^)/*

2014年8月17日日曜日

立秋とブログ一周年と

2014年の立秋は、8月7日でした。この時は、文字通り二十四節気の一つで「秋が立つ」日。
暦の上ではこの日からが秋なのですが、実際には暑さのピーク…秋の立つ気配などなし!
でも この所 あおいみみずく 俳句なんぞを嗜んでいるもので、ちょっぴり秋の気配に注意して…と 思ったのが8月6日のこと。夕方耳を澄ましても虫の鳴き声など聞こえても来ませんでした…やっぱり…
で、念のため8月7日の夜…窓を開けたら なんとコオロギの鳴く声が…!
凄〜い!なんで今日から秋って判るんだろ 虫たちは…(^◇^;)
彼等はきっと暑さ 寒さなどは感知しないのでしょう…そうすると、自分が鳴くべき時の判断は、太陽の位置なのでしょうか?
それにしても、我々が暑いだの寒いだの騒いでいても…何やら不正があってもなくっても…国と国が争っていてもいなくても…淡々と 正確に虫達は時を刻んでいるんですね…この ジョヴァンニさん流に言えば「通奏低音の様な」安定感…なんだかちょっと考えさせられます…


ところで 8月11日に「楽しいことたくさん」一周年を迎えました。
始めた時は 今よりも もっと軽い感じで 読みやすかったのですが、書いていくうちに あれも これも…と、ついつい欲張りになっていってしまい、言葉が多くなり 随分ボリュームが出てしまって…
一方で 俳句を始めてもうすぐ二ヶ月。なるべく少ない文字で大きなイメージを読み手に抱かせるのが目標…ブログでは正反対。日本語は幅広く 奥が深く 難しいという事を毎日実感しております。ああ、もっと言葉に対するセンスが欲しい!
ただ、本当に日本語って素晴らしい言語だなぁ…(英語ができない者のやっかみも少し…^_^;)と、日々確認。
楽しいことをジャンルに関係なくさがすという事は、ジャンルを決めるよりもかえって難しかったかもしれません。音楽なら音楽に特化したものの方が書きやすかったかも…とは思うのですが、なんせ 好奇心の塊のような あおいみみずく、あれもこれも 見たい 知りたい…つまり貧乏性。でも、◯年間生きて来て これほどまでに世の中知らない事だらけっていうのは、何と楽しき事!
まぁ そうは言っても 昨年は、しばらく京都に滞在した時期もあり  書くこともそれなりにたくさんあったので 題材探しにはそれほど困らなかったのですが、さすがにこれからの一年間は困るかも…
でも、毎日の小さな変化を一生懸命探して日々楽しむというコンセプトには、これからの一年間の方が合っているかも…とは言うものの、やっぱり大変かも…( 迷えるあおいみみずく…)
暑さに参り 夏バテが入っているので、あまり前向きにはなれない今日この頃ですが、これから一年続けるのを目標に、のたりのたりと更新していければ…と思っていますので どうぞ宜しくお願いします。あ、ブログの記事をあおいみみずくに代わってしばらく書いてくれるとか…そんな奇特な方のご連絡も是非是非お待ちしておりま〜す*\(^o^)/*

2014年8月11日月曜日

吉祥寺サロンコンサート

先日、あおいみみずくのお友達二人より サロンコンサートの案内があり、吉祥寺にでかけました。
病院に併設されているカフェでのコンサートという事。こういうのはとても良いですよね…一般のお客さんは勿論、病院に通院 入院されている方にも文字通り音を楽しんで頂く事ができ、難解な曲がズラっと並ぶわけではないので 聴いている私もなんだか癒されます。
プログラムは、
チャイコフスキーのくるみ割り人形より「花のワルツ」(連弾)
バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻より 13番
モーツァルトのきらきら星変奏曲
モーツァルトの4手の為のソナタ K.497 第一楽章 (連弾)
ショパンの幻想即興曲・
エチュード25-1(エオリアンハープ)・10-6・10-12(革命)
モシュコフスキーのポロネーズ・スペイン舞曲 (連弾)
アンコールはアントン・ルビンシュタインの小品(連弾)
でした。


プログラムも よく知られている曲を中心に、でもちょっと玄人っぽい感じを入れつつのよく考えられた構成・バランスで、とても楽しめました。
また、曲それぞれ 演奏する前に簡単な紹介があり、その内容も いつも聞くようなあり来たりのものではなく、ちょっとしたトリビアを織り交ぜながらの興味深い解説で…
例えばショパンの幻想即興曲は 遺作とされての出版で、ショパン自身はそれを世に出すことは したくなかった…(ここまではあおいみみずくも知っていたのですが)…その理由が、ベートーヴェンの月光ソナタ、終楽章の ある一部分に似てしまっているとショパン自身が気になって…とか、モシュコフスキーがえらく貧乏で、お金を借りに行った先のお友達も また輪をかけて貧乏で借りる事ができず、借りるのを諦めて「自分でなんとか!」と、頑張って作曲したのがスペイン舞曲だったとか…改めて「へーっ」と思うような内容もあったので とても楽しめました。
また、ショパンの「エオリアンハープ」と呼ばれている練習曲の冒頭に、「エオリアンハープとは、自然の風により音が奏でられる弦楽器である」という説明や、シューマンのこの曲に対する詩的で暖かな批評…(この批評により エオリアンハープという愛称で呼ばれるようになった)…を紹介してから演奏して下さったので、初めてこの曲を聴かれた方々も イメージが湧いて楽しめたのではないか と思います。
それにしても、あおいみみずくと同い年の友人達が、こうしてずっと音楽に真摯に向かい続けている事に 本当に感心しました。
演奏も とても丁寧で 皆 素敵だったのですが、私は特にバッハの平均律とモーツァルトのきらきら星変奏曲が気に入りました。そして かつて一緒に遊んだ友人達の とても誠実で優しい弾き方に、人柄が滲み出る感じの演奏だなぁ…と しみじみ…。あおいみみずくがぼやぼや寝転んでグータラしているうちに、なんだか立派に成長を遂げている感じがひしひしと…どうしましょ…
会場では 大学の時に同じクラスで仲良くして頂いていたものの、結婚してからはしばらくお会いする事がなかったお友達とも15年ぶりくらいに再会できて、とても嬉しかったです。
彼女はその時から ものすごく優秀だったのですが、今現在も更に研鑽を積んで活躍しているようで…なんだって 私のお友達はみんな凄いんだろ…
で、あおいみみずくは家に帰ってからショパンエチュードを楽譜棚から引っ張り出し、こっそりとエオリアンハープを弾いてみました…なので、とことんグータラではないな…♡と、一人でちょっと安心したりして…(^◇^;) 
あーん!あおいみみずくも頑張る!

2014年8月5日火曜日

蓮の花

「蓮の花」と聞くと、どうしても仏教的なイメージが湧いてしまうかもしれないのですが、あおいみみずくは 純粋に蓮の花が大好きです。
白やピンクの花びらは、光を集めたようで 透明感があり 飄々としています。なんだか「私はこれでいいの。」と、媚びない潔さを感じます。
古名を「はちす」といい、その名は 花の真ん中にある花托の形状を蜂の巣に見立てたものから来たようで、現在の「はす」の名は、それが転訛したものだという事です。
別名も、水芙蓉、不語仙、池見草、水の花 など 沢山あり、古から皆に愛され続けて来た花だという事がよくわかります。
古( いにしえ )…半端ではありません。
蓮の果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができます。昭和26年(1951年)に、千葉市の落合遺跡で発掘された「約2000年前・弥生時代後期のもの」と推定された蓮の果実。理学博士の大賀一郎先生が発芽させる事に成功し、大賀蓮という名前がついています。
先日、七夕乞巧祭りにお邪魔した「杉並大宮八幡宮」では、その大賀蓮を実際に栽培しておられました。
由緒正しき神社で愛でる古代の大賀蓮…時の流れに思いが馳せられます…

☆ 大賀蓮飛行機雲を仰ぎ見て

その他にも、埼玉県行田市の ゴミ焼却場建設予定地から、およそ1400年〜3000年前のものが発芽したという「行田蓮」などもあり、なんとも太古のロマン満点のお花です。


周敦頤(しゅう とんい) という儒学者が残した有名な「愛蓮説」
「水上や陸上の草花には観賞にたえうるものが多くある。普代の陶淵明はただ菊のみを愛でた。唐代以来、世の中の人々は牡丹を愛した。
私は蓮の 泥から生えても泥に染まらず、清水による清めを受けても俗に流されず、茎の中が通りまっすぐで、蔓草を延ばすことも枝分かれすることもなく、遠くなればなるほど香りが漂い、ただ遠くから眺めるだけで、近寄って気軽に遊べない雰囲気を持つハスが好きだ。
私は菊を隠遁の花だと思う。 牡丹は富貴の花であると思う。 蓮の花は君子の花であると思う。」
としています。
そして「菊好きは少なく、牡丹を好きな人が一番多い」と、牡丹好きを一番多いと表現することで、当時(北宋)の社会の富貴を追求する人たちの多さを諷刺しています。
でも あおいみみずくは牡丹も好きです。蓮とはまた違ったわかり易い美しさがありますよね。
8月に入り、今年の蓮の見頃もそろそろ終わりでしょうか…


写真は京都の花園駅近くにある法金剛院で4年ほど前に撮ったものです。
蓮は早起きの花。早朝に花を開き、昼には閉じてしまいます。
蓮の見頃の期間だけは、境内は朝7時からの開門でした。

2014年7月29日火曜日

大宮八幡宮の七夕乞巧祭り

東京杉並区に「永福」という大変有難い地名がありまして、そこに「杉並 大宮八幡宮」という大きな神社があります。最寄り駅は 京王線の西永福。全国的にはあまり馴染みのない神社なのですが、創建は 1063年と伝えられ、源頼朝の高祖父にあたる源頼義が建立したとされている、由緒正しき神社です。
そこでは 毎年7月1日〜7月15日まで「七夕乞巧祭り」という、七夕のルーツとされるお祭りが催されており、平安の七夕祭り「乞巧奠 (きっこうでん) 」が再現されています。
乞巧奠は古代中国の 魔除けの風習と牽牛織女の伝説由来の行事が 日本の信仰と結び付いた古式ゆかしき行事で、平安時代より 技芸の上達を祈るものとして 宮中を中心に広く定着していたようですが、これを今でも再現している所は全国的にも珍しいそうです。


上の写真は乞巧飾りを再現したものです。
平安時代の宮中の女性たちが、七夕の日に 詩歌、管弦、裁縫などの上達を祈り、筆硯、雅楽器、五色の糸 七夕馬などを供えたものだそうで、琴や琵琶などもご覧頂けるかと思います。
あおいみみずくがお邪魔したのは7月1日で、この写真は飾りつけホヤホヤ♡
平安時代もこんな感じで飾られていたのでしょうか…時代を超えたロマンだなぁ…
7月7日の朝には天皇が芋の葉についた朝露で墨をすり、梶の葉に御歌を書かれ、これが短冊の始まりとなったとか…
あおいみみずくは子供の頃、近所のお友達と里芋の葉っぱに溜まった露を集めて回った思い出があります。本当は朝露という事なのでしょうが、朝早くはとても起きられないので、雨上がりに葉に溜まった雨粒を集めて良しとして…子供の頃からいい加減…(^◇^;) とりあえず雨水で墨をすり、これでもかと、沢山の願い事を短冊にしたためました。
それはさて置き、こちら7月7日夕には「七夕の神遊び(技芸上達祈願祭)」が社殿で斎行され、神門前に設えられた梶の葉と七夕人形に五色の吹き流しや五色の布を垂した「平成の七夕・乞巧飾り」を左右左と三度くぐる「乞巧潜り神事」が行われます。
7月1日参詣のあおいみみずく、一足お先に乞巧潜りを体験。しっかり三度くぐったのですが、ちょっと足りない気がして 念のため もう三度くぐりました…え…?プラマイゼロ…?σ(^_^;)


七夕乞巧祭りも良いのですが、ここには徳川家康の次男秀康の側室「清涼院」お手植えの、とても大きな菩提樹がありました。悠々と枝を伸ばし、刺すような日の光を遮り 涼やかな木陰を作っています。緑陰の風が気持ちいい…菩提樹の下で昼寝したい…

 ☆ 菩提樹の下で悟れず昼寝かな

オソマツ…(^◇^;)
ま、あおいみみずくはこんなもんですよ…お釈迦様、ごめんなさい…

神社に隣接する和田堀公園では、翡翠(カワセミ)の親子がクチボソというお魚を獲る様子を見ることができました。あおいみみずく、初めて翡翠なる鳥を見たのですが、いや 本当に翡翠(ひすい)色ですね…なんという綺麗な羽色…
ここは都会のオアシスです。(近年では パワースポットとも言われているようです^ ^)
文化的にも気分的にもちょっと有意義な 東京散歩になりました。

2014年7月23日水曜日

伊東のひなびた温泉街で

昨日 ようやく梅雨明けしたようですね。ちょっと前までは 気圧も気温もすこぶる安定せず…特に先日の台風の影響もあって、気圧の急激な変化について行けない頭痛持ちのあおいみみずく、散々な思いをしておりました。
以前、頭痛のお薬についての記事をUPしましたが、確かに効果バツグンのその薬…ネックは高価な事と、病院で診察を受けなければ手に入らないという事。薬を処方して頂くだけなのに、混みあった病院で3時間近くも待つなんて日もあり、できれば手持ちの薬は大事に使いたく…薄い痛みの時はついつい我慢してしまいます。でも、薄い痛みも毎日続くと相当なストレスになるワケで…
で、先日、伊東の温泉へリフレッシュに行って参りました。
久しぶりに行きましたが、駅前などは鄙びた感じがさらに増していて、なんともまったり 湯の町エレジー ^ ^…良いですね。遠出すると ついついあちこち出かけたくなるものですが、そうすると休むという事が疎かになる危険があります。が、ここ 伊東は近くの「川奈」という所に「ステンドグラス美術館」があるくらいで、どこそこ出かける意欲も湧きにくく 休むにはもってこいです。ま、温泉に何度も入り、湯あたりして疲れが増すかも…っていうのは自己責任で^_^;


上の写真は伊東、松川の川沿いにある「東海館」という老舗温泉宿です。
1997年に廃業して、現在は伊東市の文化財として一般公開されている他、浴室のみ 市営の立ち寄り温泉として営業されています。
あおいみみずくも館内を拝見させていただいたのですが、広いお座敷を始め ゆったりした純和風の懐かしい造りで、銘木の床柱、手の込んだ書院障子の組み木など 現在の都会の住宅では味わえないような 建築者(棟梁?)の心意気が伝わるような古き良き高級旅館の雰囲気。現在泊まることができないのは何とも勿体無い感じでした。時代の流れってこういうものなんでしょうか…
ただ この旅館、この所 知る人ぞ知る…っていう感じで、ジワジワとその存在が知られて来ているのです…というのも…「テルマエロマエ」という漫画をご存知でしょうか?古代ローマ人の浴室設計技師が、タイムスリップして現在の日本で最新の浴室技術を学び、それをローマ時代に持ち帰り 風呂文化に活かしてゆく…というような物語なのですが、東海館は、テルマエロマエ4巻に出てくる「伊藤温泉 東林館」のモデルとして使われたんですよ。漫画の中では、ルシウスという主人公が 掃除をしたり布団を敷いたり、旅館業の見習いのような事をしていましたが、そこはまさしくこの旅館。そんなワケで、あおいみみずくが訪れた時にも、けっこう沢山の方々が見学されていました。
そして、何と当日は 松川で「たらい舟競争」が行われており、東海館の縁側からゆっくり眺める事ができました。直径1mほどのたらいに乗り、松川を400mばかり下る速さを競うんだそうで、観光客も参加可能…でしたが、あおいみみずくはちょっと尻込み…だってほぼカナズチなんですもん…(みみずく弱点)
思ったより流れが速かったようで、見事にひっくり返った人もあり…なかなか楽しそうでしたよ^ ^


散歩して 温泉にゆっくり入った後は、再び鄙びた温泉街をふらふらし…見つけたお店で一杯…いや、二杯?三杯?呑みながらの夕ごはん(*^^*) さすが伊東!金目鯛が安くて大きくて、素晴らしく美味しかったです。
いささか呑みすぎた次の日は、朝のお風呂 )^o^( 
何にもしないでお風呂にお酒、TVで観るは プロ野球…親父風極楽の休日でありました〜♡ で、一句。

☆ 湯治場や老鶯の鳴く朝の風呂

季語は「老鶯」…鄙びた温泉場で呑みすぎた翌日、どうしようかと思いつつ朝風呂に頑張って行ってみたら、年老いた鶯の鳴き声が迎えてくれた…みんなちょっとお疲れモードだけど 嬉しいな。
って感じです*\(^o^)/*

2014年7月17日木曜日

初めての句会 〜 5.これにて終了

つづき…
あおいみみずく 初めての吟行句会…
披講後に 先生からの講評などがあり、お開きと鳴りました。
それこそ右も左もわからなかったので かなり大変でしたが、何とか無事に乗り切る事ができて やれやれです。
最終的に 今回の句会で参加された方が選んで下さった あおいみみずく作の俳句は、
・千体の仏と見えし花菖蒲
・草の上水玉に蟻まはり道
・若葉風初の句会とふれまわる
の3つでした。
拙いものですが、きっとこれから先、心に残るものとなったと思います。
若葉風…の句は、兎に角 句会なんて初めての事なので 気弱になり 直前ドタキャンとならないように、会に出席するという事を皆さんに宣伝しまくり 自分にプレッシャーをかけ、行かねばならない状態に自分を追い込むさまと、青々とした風が 句会若葉マークのみみずくを応援してくれているんだ…と、勇気をもらうさまを同時に表そうとしたものです…なんて、本当は句の解釈は受け手に任せるのが筋。解説なんてしてはいけないのでしょうが…^_^;


それにしても、やはり俳句を長く続けていらっしゃる方の作品は 流石に素晴らしいものでした。
このブログでは その作品そのものをご紹介する事はできないのですが、あおいみみずくが思うに、まず 言い回しがとても綺麗で、声に出して詠んだ時の言葉の響き(音)がとても素敵で、リズムがあるもの。かつ その場にいなくても 情景や音、香りまでが目に浮かび、簡潔ではあるものの、受け手への情報が過不足なく伝わるものだったと思います。
これから推測するに、目の前情景を上手く切り取り、相手に想像力を抱かせるべく、あまり自分の思いを押し付けないものが良さそうですね。美しい言葉も新たに沢山覚えなければ…
ただ、あまり色々考えすぎるのも難しそうですし ゆるゆると長く続ける事が目標なので、気負わず 思いを素直に言葉とすることから始めてみようかと思います。
自分の作った俳句がたくさん溜まって来ると、自分が「ある瞬間」に何をどう感じていたのかがわかるので、思い出にもなって良いですね。自分史が出来そう…頑張ろう。
…と、初めての句会はこんな感じで いささか大変ではありましたが、大変貴重で興味深い経験ができました。
案ずるより…ってことで、皆さんも是非 始めてみられたらいかがでしょうか!*\(^o^)/*

2014年7月11日金曜日

初めての吟行句会 〜 4. いよいよ句会!

つづき…
そんなこんなで、12時になりました。
明治神宮御苑の出口(入口)で、本日の句会に参加される方々と一旦集まり、これから「句会」の会場に向かいます。
吟行が明治神宮でしたので、その後の句会は 同じく青山。表参道をず〜っと先まで歩いた所にある「まい泉」というとんかつ屋さんの個室でした。(けっこう遠かった…^_^;)
こちら「まい泉青山店」は、もともとこの地にあったお風呂屋さんを改装してレストランにしたのだそうで、特に銭湯の脱衣所を改装したという 天井の高い西洋館で味わうとんかつは 雰囲気もあいまって、一風違った味わいに感じられそうです。
まい泉に向かう道すがらは新緑の表参道。原宿の最高にお洒落な通りです。ああ、この前来たのはいつだったかしら…ついつい遠いからと こういったお洒落な所にはご無沙汰してしまって…学生の頃は頻繁に来ていたのに…やっぱりあの時代はエネルギーがあったんだなぁ…
ちょっと感慨深げに 人混みをかき分け街を進むあおいみみずく…時折吹く風がなんともいい気持ち。
ところで、表参道のあちこちで行列が出来ていたのですが、なんとこれ、ポップコーンを買う人達の列とか…今、原宿には高級ポップコーンのお店が集結していて、色々なお店をまわっての食べ比べが流行っているそうですよ。知らなかった…^_^;
下の写真はラルフローレンの表参道店です。流石にお洒落ですね…


まい泉で、カツ丼を味わひしあおいみみずく…
案の定、緊張感で味がわからず…(でも、お肉がとっても柔らかかったのは実感…お値段も良心的!また改めて出直そうと思います^_^;)
さあ!お昼ご飯の後はいよいよ「句会」です。
まずは「出句」
一人一人に短冊が渡されて、サインペンで吟行にて捻り出した句をしたためます。今回は一人5句でしたので、短冊は5枚渡されました。作者の名前を書いてはいけないそうです。
小鳥のように震える心…ああ…こんなんで大丈夫かなぁ…
5枚の短冊をお世話係に手渡します。
次は「清記」
当日は12人でしたので、12×5…全部で60枚の短冊を一旦集め、それをバラバラにして組み合わせたものを、改めて5枚ずつ渡されました。みみずくの手元には、どなたが書いたのかわからない短冊が5枚。
それを各々渡された一枚の紙に 5句とも正確に写し書きます。
ああ…みなさんすごい上手…みみずく、もう一度作り直したい…
で、「選句」
まずは清記した5句の中から自分の気に入った句をいくつか選んで自分のノートに書き留めます。あまり深く考えすぎず、直感で良いと思ったものを選ぶように言われました。書き留めたら自分の清記用紙を右隣の方に渡します。左隣からは、同じようにして左の方が清書された清記用紙が渡され、その中から自分が好きな句を選びます。そして終わったら右に渡す…その作業が今回は12回続けられました。結果、60句の中から、自分が気に入った句がいくつか拾い上げられるのです。
これが結構大変でした。ゆっくり選びたいのですが、そうすると自分のところで清記用紙が溜まってしまうので、初心者みみずく もう泣きそう…とりあえず、目の前に情景がパッと広がるものを選んで行きました。みみずくは全部で17句ほど選びました。
それが終わると、選句用紙が渡され、拾いあげたものの中から更に「いいな」と思うものを、その句会で指定された数だけ選びます。今回は5句。
結局、60句の中からあっという間に自分が良いと感じた5句を選び出し、選句用紙に書き出す訳です。ここでみみずく 早くもグロッキー…(_ _).。o○
最後は「披講」
選句用紙が集められ、そこに書かれた句を、お世話の方が読み上げます。
12人の皆さんが選んだ句が 5句ずつ披露されます。すると当然、人気の句も出て来る訳で…一番人気の句は4人の方が選ばれてました。すごいなぁ…
自分の句は読み上げられるのかなぁ…12人がそれぞれ5句ずつ選ぶので、ひょっとしたら、誰かが血迷って選んでくれるかも…しかしあおいみみずく 句を詠んだのは本当にこれが生まれて初めて…っていう訳で、ほぼ無鉄砲な淡い期待は抱きつつも 半ば傍観者の心境…
ところが!なんと 60句の中から あおいみみずくの句を選んで下さった奇特な方がいらっしゃったんです!嬉しいなぁ♡
…という訳で次回に続く*\(^o^)/*


                                                                                                       半夏生

2014年7月6日日曜日

初めての吟行句会 〜 3. さらにもう一句!

つづき…
生まれて初めての俳句が曲がりなりにも出来上がったあおいみみずく…
全部で5句も作らなければならないのですが、とりあえず それは考えないことにして ちょっぴり気分良く加藤清正が掘ったと言われる「清正井」に向かいました。
恥ずかしながら 当時はまったく知らなかったのですが、ここってパワースポットなんですって?
井戸と言うより、湧水の場所なので、ジメジメした怖い感じではなく、透き通った透明な水が後から後から湧き出て来て…水面には木立の影が移り、とても美しかったですよ。
この井戸は年間を通じて涸れることはなかったらしいのですが、造営するために まわりの木を伐採・移し替えたら一時 水が枯渇してしまったので、またあわてて樹木を植え移し戻したら 元のように水が出始めたんだそうです。
水源は 現在の本殿倉庫付近一帯の浅い地下水らしく、そこから二股に分かれた片方の水路を経て井戸の上方斜面に到達し、そこから下って横向きに湧出するという、まったく自然の湧水なんですって。
そんなわけで 井戸は石の階段を少し下った所にあるのですが、その辺りでちょっと順番待ちをすると5分ほどで湧水の場所まで降りて行け、実際に水を手で触ることもできました。
この場には係の方が立っていて、
「井戸の中には手を入れないでください〜!手を入れるのは井戸の淵 外側でお願いします。」
と言っておられたので、素直に従いました。
年間だいたい15度に保たれているそうで 冷たくて気持ちが良かったですよ!


この写真を見た我が家のいつもお腹を空かせた熊は、すぐさま
「ここってさ 凄いパワースポットで、井戸の写真を携帯の待ち受けにするとお金持ちになるんだって!ただし、重要なのは行った時間!14時までに行かなければ逆効果なんだって!」
ですと…ほー!そうですか…よくご存知で…そんなことでお金持ちになったら苦労しないし…って言いながら、この写真を撮ったのは午前中だから大丈夫だな…って、ちょっぴり期待しているあおいみみずく…^_^;
突然羽振りが良くなったら、この写真のお陰かも知れません*\(^o^)/*
…ってのんびりしてる暇はないぞ!ここらでもう一句作らなければ…
近くを見ると、湧水に向かう石段の側に水しぶきがかかった葉っぱが…
木の枝には蟻がうろちょろあっち向いてホイって感じで行ったり来たりしています…
「草の上 水玉に蟻 まはり道」
って感じでどうだ!季語は「蟻」
うーん…でも、ホントは水玉があったのは木の葉っぱの上だったんだけど、文字数が合わないし…ま、いいや。いい加減なのは あおいみみずくの特技です。細かいことにはこだわらない!出来た事こそ重要。でも、こんなんでいいのかなぁ…
こんな調子だし、読んでくださっている方は だんだん呆れて来てるかも…?
でも、まだまだつづく〜*\(^o^)/*