あおいみみずくの辞書には 沢山の「欠点」の頁があるのですが「飽きっぽい」というのがその中でも大きなスペースを占めています。なので「ブログを一年間続けられた」という事は、それだけでちょっとした喜びを感じました。
更に今回「小関 郁(こせき ふみ) 小関郁妙(こせき たえ) ヴァイオリンコンサート Voi.2」の記事を 昨年に引き続き書く事ができて、その事自体も小さな感動…♡
いやいや、そんなちっぽけな事はさておき、そうなんです!小関姉妹のコンサートに 今年も (2014年8月27日) 伺うことが出来ました*\(^o^)/*
郁 (ふみ) さんは日本で、妙 (たえ) さんがドイツで活躍中という事もあり、夏に二人揃ったチャンスに催される このコンサート。昨年より更にパワーアップされた演奏を堪能でき、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
美しくチャーミングなお二人の息の合った演奏は昨年同様 健在だったのですが、私は 昨年よりも何と言うか…「幅広さ」といったものを感じました。
双子それぞれの生きている環境が為せる事なのか…それぞれの個性が昨年よりも ずっとはっきりして来た様な…
郁さんのヴァイオリンを聴くのは5回目なのですが、今回は以前に比べて特に逞しくなり 安定感が増し、充実感 漲る音が鳴っていた印象でした。
妙さんは益々チャーミングさが増し 良い意味で自由奔放。こちらも昨年より決まりの良い、ワクワク感と楽しさいっぱいの演奏だった印象でした。
ソロではそれぞれの良さを十分に発揮しつつ、アンサンブルでは各々の個性を発揮しつつ結び合い…
それにしても 双子って、遺伝子的にはほぼ同じなんでしょうが、音楽は後天的な要因がかなりウエートを占めているのでしょうか…面白いなぁ…あ、でも 性格っていうのは小さな頃から違っていたのかしら…小さな頃から音楽に対する感じ方って違っていたのかしら…?現在はそれぞれが本当にそれぞれの音楽を紡いでいらっしゃるのですが、その差異が顕著に現れたのはいつ頃だったのかしら…?
私もピアノを教えているので、興味があります…^ ^ 今度 彼女達のお母様 (みみずくの大先輩) にリサーチしちゃお♡
さて、今回のプログラムは、
ハイドン作曲 2本のヴァイオリンの為の6つの二重奏曲より 第3番
クライスラー作曲 中国の太鼓 (妙さん)
プロコフィエフ作曲 二重奏曲 op.56
バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番より シャコンヌ (郁さん)
ミヨー作曲 2台のヴァイオリンとピアノの為のソナタ
サラサーテ作曲 ナヴァラ
アンコールは、
イベール作曲 2つの間奏曲より第1曲
でした。
以前のブログでの記事「2台のヴァイオリンの夕べ」の中で、「お二人は言わばポテンシャルのすごく高いフレッシュなブルゴーニュの赤ワインといった印象。これから年を追うごとに熟成して行く過程を追うのが楽しみ…」といった事を書きましたが、演奏会の最後の曲が 昨年と同様、サラサーテのナヴァラ そしてアンコールも イベールの 間奏曲だったので「今年の熟成度」を味わう事ができたこの選曲は、面白かったし 興味深かったです^ ^
また、今回のソロは郁さんが「シャコンヌ」妙さんが「中国の太鼓」で イメージピッタリでしたが、それぞれ逆での演奏も聞いてみたいな。また違った味わいが楽しめそうですよね^ ^
それぞれの持ち味を活かした音楽が、根本の所でピッタリ繋がっているという お二人の演奏会を追って行くのを、これからも楽しみにしています。
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