続き…
さて、稲荷山コースにて頂上を目指したあおいみみずく一行。標高599mという事なので、それ程大変ではないとは思うのですが…
確かに空気が薄いとか気圧が圧倒的に低いとかではないのですが、それなりに大変ではあります。
麓から登る為の登山道は整備してある所がほとんどでしたが 全部というわけではないので、やはり軽めのトレッキングシューズを履いて行った方が良いと思います。また、コースによって短い距離を一気に登らせるものや、ある程度緩やかな路をゆっくり登らせるものを選ぶ事は出来るのですが、今回みみずく達が選んだ緩やかなコースにしても、木の根だらけの歩きにくい場所や 長く連なる急勾配の階段なども随所にあり、舐めたものではありません。辛い時は、本当に一歩一歩登る感じ…で、一句
☆ 一歩づつ一歩づつ山登りけり
う〜ん、人生にも通じるなぁ…あ、「山登り」は夏の季語なので、旬の句にはなりませんが…
ところで高尾山は今ではすっかりハイキングコースとなり、ケーブルカーの終点ではビアガーデンなども営業されておりますが もともとは信仰の対象である霊山で、山中の自然林の中に 山岳信仰の飯縄大権現を奉る「薬王院」の諸堂が点在し 深遠な山容を形成しています。
「薬王院」は 正式名称「高尾山薬王院有喜寺」と言い、744年 (天平16年) に 聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として「行基」により開山され、現在は真言宗智山派の大本山を成すという 大変に由緒正しきお寺です。
また 高尾山は 鳥や草木の種類が豊富なので「大自然の宝庫」といわれていますが、これは高尾山が暖帯系の常緑広葉樹林と温帯系の落葉広葉樹林の境目にあたり 植物の種類が多い事と、薬王院の 浄心門の近くに「殺生禁断」の碑があるように、あらゆる殺生を厳しく戒めるなど宗教的に保護されて来た事によるものなのです。
信仰の山 高尾山…現在1号路と呼ばれている路は もともと 薬王院に参る表参道として整備されたもののようです。
下の写真は今回、下りの際に使った1号路で撮った「たこ杉」の写真です。
この参道を造る際に この巨大杉の根が邪魔になり 切り倒すしかないとなった時、根がタコの足のようにグルッと後方に曲がり参道が無事開かれたという言い伝えがあります。
自然の宝庫高尾山…ヤブ蚊が多かったなぁ…それと ちらほらスズメバチ…>_<
蚊に関しては、今年は特に怖いですよね…代々木公園や新宿中央公園に遊びに行って 蚊に刺された方が、デング熱発症前にこちらに遊びに来ているかもしれない…
それからスズメバチ!友人はきちんと白い服を着ていたのですが、背負っていたのは黄色と黒のツートンカラーのリュックサック。これに反応したのかどうなのか 結構絡まれていました。
みみずくは後ろから見ていたのですが、目の前をフイっと横切ったスズメバチが、彼女のリュックに反応して (いる様に見えた… )通り過ぎてから戻って来て 彼女の回りを暫く飛んだりしていましたから…攻撃隊ではなく どうも偵察要員の蜂だったようで 何もせずに去って行きましたが、ちょっとドキッとしました。
すると 私のすぐ横を登っていらした見ず知らずのご夫婦が立ち止まり リュックをゴソゴソ…そしてご親切にも
「虫除けスプレーお持ちですか?よかったらこれ、お使いになりませんか?」と、声をかけてくださいました。
山はこういった親切がそこここにあります。ちょっとした連帯感でしょうか?嬉しいですね。
今回はうっかり虫除けスプレーを持って行くのを忘れたので、今後は準備しなければ…蚊だけでなく、蜂にも少し効果があるかもしれませんし…
あおいみみずくは青系統のチェックのシャツにくすんだピンクのリュックといういでたち。スズメバチには絡まれませんでした…が、友人は3回くらいかな?周りを警戒飛びされてましたので、科学的ではないのかもしれませんが 黄色は危険かもしれません。花の色と勘違いするのでしょうか…?黄色と黒のコンビが駄目なのか、それとも友人がいい匂いを発していたのか…化粧品か整髪料に花の成分が含まれていたのかしら…?
スズメバチはこれから11月初旬くらいまでがピークです。気をつけなければいけないですね。
結構難儀をし、高尾山のお花など愛でながら…なんて余裕もない山登りでしたが、頂上から見た眺めは良かったです。晴れていたので新宿の高層ビル群は勿論、スカイツリーも見えましたよ♡サスガ634m!高尾山の599mより高いんだ…上の写真、中央付近にうっすら写っているのですが 判るかな?
ただ 頂上はまたもや人の波…1号路から6号路、稲荷山コース、全てのコースの終点ですものね…考えてみたら 高尾山口の駅にいらした方がほとんど目指している場所ですから…それにケーブルカーやリフト乗り場で並んでらした方々の多くも来てらっしゃいますし …いやはや 凄い混雑。
お腹空いたし、腰掛けてパンでも…と思ってみたものの、座れそうな所は何処にも見つけられす…あ、ちょうど立ち去る人発見!石組みの所に腰掛けられたので、パンをかじる…何処からともなく…ではなく 目の前からステーキを焼く匂いが…四人で登られたのかしら?山用の小型バーナーにフライパンを乗っけて厚切りステーキを焼いています。まな板を取り出し 肉を切り分け…サラダにするのかな?胡瓜切ってる…バーベキューですね…うーむ…。その隣では別のグループの方々がやはりバーナーにお鍋乗っけて ラーメン作ってます。山頂の澄んだ空気が…なんて考えてたら駄目ですかね…山頂で料理をしてはいけないなんて規則はなさそうですし…でもちょっと複雑…火には気をつけて!
また、山頂に何件かあるお食事処はどこも長蛇の列。かき氷屋さんの前は特に凄い!
苦労して登ったのですが、ちょっとだけ眺めを楽しんで、そそくさと下る事にしました。
そんなこんな…時代は流れ 霊山の感じはかなり薄まってますね…
更に続く…
2 件のコメント:
みみずくさん(^^
お疲れ様でした~(@_@)
高尾山本当凄い~人、人
でしたね~
私も一句
「山くだり 朝目覚めたら 足腰たたず」
なんと幼稚でそのまんま~(^O^)
ぴょこぴょこさん、コメントありがとうございました*\(^o^)/*
お!ぴょこぴょこさんも一句ですか!嬉しいなぁ♡
山登り、私は大事をとって下りはリフトだったので、足腰は大丈夫だったのですが、ぴょこぴょこさんは登りも下りも全部 自力でしたものね…^_^;山登りって下りの方が大変ですよね。お疲れ様でした!
今度は陣馬山にご一緒しましょう!
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