南部鉄瓶で美味しいお湯を沸かし、白湯をいただいた後、日本人はやっぱりお茶でしょう!
抹茶と鉄瓶の相性が抜群なのは周知の事。お茶を立てる時のお釜は鉄製ですから、これはもう言わずもがな。
…と いうことで、今回は京都の「いり番茶」のご紹介^ ^私の大好きなお茶です。
いり番茶は「京番茶」とも言われ、京都では大変ポピュラーなものです。
名の通った料亭などでも食後に出されたりして、最後に馴染みのほっこりした味を楽しみます。
初めて この番茶を飲まれた方は たいてい「葉巻臭〜い!」とか、「タバコの匂いがする」とかおっしゃいます。でも実はこれ、カフェインもタンニンも少なくて 赤ちゃんにも病気の方にも良いと言われてる身体に優しいお茶なんですよ!しかも値段まで優しい!タンニンも少ないから鉄瓶にも優しい!そして、2回目にはすっかりトリコになっている〜^o^
でも、赤ちゃんの時にこのお茶の虜になっちゃうと、大人になってあの香りが忘れられないと、ヘビースモーカーになっちゃったりして…冗談です。
このお茶は、煮出すと香りや味が落ちてしまうようで、麦茶のようにグツグツしないで、火を止めてから葉を入れると良いようです。
いり番茶は色々なお店から出ていますが、この写真のものは、東京丸の内の一保堂で求めたものです。
一保堂の本店は京都 寺町通りにあり、大きな茶色い暖簾がゆらゆらしていてレトロな雰囲気抜群!
東京のデパートでも販売はしているようですが、丸の内のお店ではお茶の販売の他に喫茶もやっています。抹茶、玉露、煎茶、番茶、とメニューがあり、お茶の入れ方の簡単なレクチャーもしてくださいますし、お茶に合わせた美味しい京都のお菓子も頂けます。
ゆっくりできるし、お店の人はとっても感じが良いし、あおいみみずくオススメの止まり木です!
6 件のコメント:
私も、いり番茶を初めて頂いた時は、焚火の香りがつよくあれ~と思いました。だんだん癖になり、デパートで買っているのですけれど、必ずと言っていいほど店員さんに、「かなり独特の香りがしますけれど、宜しいですか?」と尋ねられます。
このお茶に使われている茶葉は一番茶を摘んだ後の切り落とした枝や茎や葉を使ったお茶とのこと、こういった所にも京都の始末の心が伝わりますね。
同意。確かに慣れると病みつきになる味です。安酒鯨飲の後、こいつと塩昆布と本山葵で作るお茶漬け(ぶぶづけ?)ときたら、さっきの安酒までさかのぼって旨くなっちゃうというほとんど言語道断な代物。しかしこれって、茶葉の味というより枝の味って感じはしますよね、実際。人に出したら“BBQで焦げた野菜の味”と言われた。世界でも例のあまり無い、お茶のアウトロー。恐るべし京都。
エーデルワイスさん、コメントありがとうございました。
京都の始末の心…本当ですね。近頃は随分マシになりましたが、ちょっと前までは「使い捨てがお洒落」って風潮でしたし…ファストファッションなんて言葉も流行りましたね。でも、やはり私はそれにはスッキリしない感じを持ちます。安くても高くても、気に入ったものを長く使って、最後まで利用する。精進料理の心にも通じますね。
切り落として使わないはずのものまでを 最後まで利用する…あ!そういったメッセージを込めて、京都の名が通った料亭でも あえて使うんでしょうか!
トリコ星さん!コメントありがとうございました。
「安酒鯨飲」面白い言葉ですね!「鯨飲」私も使ってみよう!あ、でもワタクシの様な「ご婦人が使う言葉」じゃないですかね…^_^;
しっかし情景が凄く浮かびます…よし。どこかで使うぞ!また色々な言葉、教えてください\(^o^)/
そして確かに「世界でもあまり例の無い技の味」ですよね〜。海外の方々に飲んで頂いて、感想を聞いてみたいです。納豆とか、梅干しよりも馴染みやすいでしょうし、意外と気に入ってもらえるかもしれませんね!
そんなに強烈なお茶なんですか。
一保堂さんのお茶は美味しいので、私も大好きなのですが。
今度、怖いもの味わいたさ?で試してみようと思います!
Joyさん コメントありがとうございました!
そうですねぇ…強烈と言えば 強烈です。でも、身体にはマイルドという、一風変わったお茶です。
茶葉は捻れてなく、葉っぱがそのまま燻製されているような感じなので、ちょっと大きな急須か、それこそヤカンにバサっと投入し、クセになる味、是非お楽しみ下さい(^_−)−☆
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