京都に「俵屋」「柊屋」「炭屋」という御三家と呼ばれる宿があります。
今回記事にする「俵屋」は、江戸中期に始まり、石州藩士の定宿にもなったという300年からの歴史を重ねる老舗旅館です。日本の偉人は勿論のこと、外国の方では スピルバーグやヒッチコックなどが宿泊し、最近ではAppleのスティーブジョブズが常宿にしていたとか。
私にはまだまだ分不相応の旅館なのですが、「最高のおもてなし」とか、「一流を知る事こそが大切」などとの評判を聞くと 興味津々です。
そこで 宿泊するにはまだまだ小者のあおいみみずく、この「俵屋相伝」という本を買いました。婦人画報という雑誌で連載していたものをまとめたもののようで、私も何枚かの写真には見覚えがあります。
「相伝」っていう言葉も良いですね。これまで受け継がれしもの。そして、これからも受け継がれしもの…。
それでは中を見てみる事にしましょう…
素敵な写真がたくさん!なんとまあ素晴らしいこだわり!季節感溢れる室礼。選び抜かれた小物達。細部まで手入れのゆき届いた庭に、磨き込まれた床…これは維持するのが大変でしょうねえ…。うちの床も 毎日磨いたらこんなに良い色艶になるのかな…?建物自体も勿論素晴らしいのでしょうが、丁寧に使って、受け継いでゆくというスタイルが本当にひしひしと感じられる写真達です。美的な好奇心が掻き立てられます。この室礼に「美味しい料理と、最高のおもてなし」が加わるんでしょ?お布団も3秒で眠りにつけるって評判です。
聞くところによると「おもてなし」も、これでもか!と押し付けて来るようなものではなく、さりげなく、しかし 行き届き、喜びが後からボディーブローのようにジワジワ効いてくる…らしい。
良いと言われる旅館の中には、慇懃な感じで、こちらが「すみませんが泊まらせて頂きます」的な感覚を持ってしまいそうな宿もあります。でもここは、そういった感覚をもたせないサービスなんですって!あおいみみずくもいつかは経験してみたいなぁ…
4 件のコメント:
ふかふかのふとん、いいな
おいしいごはんも、いいな
今日、夢見て寝ようっと
路傍の小石さん
昨日は良い夢が見られましたか?
日常から少し離れて 文化に身を浸すという事も、とても必要な気がする今日この頃です。
こういった場所は、これからますます大切になってくるのでしょうね。
阿野さん、京都を堪能されているようで、うらやましいです。
明日ですが、誕生日おめでとうございます。(プレゼントはありませんが)
こちらではコンサートが近づき、練習も終盤です。
Kanekoさん!え…っと、あの〜でなくて、「あおいみみずく」で〜す(^^;;
コメントありがとうございました。「プレゼントはありませんが…」って事ですが、いえいえ コメント頂きました。嬉しいです!
そう言えばお誕生日というものがあったんですよね。こう歳を重ねると、すっかり忘れて…ないですよ。やっぱり^ ^
これまで楽しく過ごせてこれて、色々な人、もの、全てに感謝です!
コンサートは聴きに伺います。時間など、お知らせください!
コメントを投稿