2013年9月6日金曜日

利休は誰に?

第37回モントリオール世界映画祭で、日本の映画「利休にたずねよ」が最優秀芸術貢献賞を受賞したようです。原作は 山本兼一さん。この本は、第140回直木賞を受賞した事もあり、あおいみみずくも茶道が趣味って事もあって、読ませていただきました。
映画版は まだ観ていないのですが、千利休を市川海老蔵さんが演じられたようですね。
千利休の姿と言えば、表千家「不審庵」所蔵、長谷川等伯が描いた「利休居士像」が有名ですが、同じ長谷川等伯の「正木美術館所蔵、千利休図 (62歳の姿)」は、眼光鋭く迫力があり、海老蔵さんの父 故 團十郎さんにどこか似ています。そして利休は筋骨隆々、身長180cmと かなり大きな人だったとか。きっと迫力とオーラがあったでしょうし、海老蔵さん…ビジュアル的に、良いんじゃないでしょうか。
千利休という人は、言わずと知れた日本人の美意識の根本に大な影響を与えた人物ですが、私の感じる千利休という人は、
「日本古来の「雅」の文化から外れていたような物、考えられないような物の中にも美を見出し、見事に対極のような「それ等」を融合させ、そこにマスキュリン的力強さをも加えつつ、そぎ落とし、その先の時代を創造す。自分が求める「美」に 決して妥協を許さず、文字通り命がけでその「道」を極めた、謎に満ちた侍」というイメージです。
そうなると…海老蔵さんの日常生活って、なんか想像できちゃうんですよね。「お家に大きなお風呂があって…」なんてワイドショーで言ってらしたし…^^;オンとオフの切り替えうまそうだし…海老蔵ブログ、頻繁に更新してらっしゃるし…。謎に満ちた生涯って感じではないかな?
で、ビジュアルではなく、精神世界の方面から千利休を…というと、私的には坂東玉三郎さんでしょうか…命がけで「道」を極める求道者。美意識は完璧なまで高く、その日常は謎。物凄い利休を演じてくださりそう。でも、玉三郎さんは立役(男役)を一度でもやると、積み上げてきた芸に狂いが生じると、女形に徹していらっしゃるんだそうな。何かで読みました。
「う〜ん。ビジュアルも精神も利休ってやっぱり無理かな…」
と呟くと、うちの「いつもお腹を空かせた熊」が一言、
「いるよ。ハンマー投げの室伏選手!」
………)(・◇・)/~~~
た…確かに…盲点でした…ただ、彼の演技力は…未知数です…(汗)

2 件のコメント:

スナフキンIII世 さんのコメント...

ビジュアル⇄精神

室伏選手ジンテーゼ

ヘーゲル弁証法展開(アウフヘーベン)

あおいみみずく さんのコメント...

スナフキン三世さん
ホホ…パタパタ…ホホホ…パタパタ…パタ…ほ
こ・う・さ・ん〜*\(^o^)/*
今後、室伏選手のアンチテーゼをさがして、しばらくは眠れなくなりそうです!