2013年8月20日火曜日

風雅(フーガ)〜雅(みやび)

「ブーツと紐靴から、超弦(紐)理論」とか、「FUGUから、FUGA」とかをUPしていたら、
「FUGA(風雅)から雅という流れでどうですか?」と、コメントを頂きました。「写真も雅なもの希望」だそうです。…何だか連想ゲームっぽくなって来ました。いや。地味なブログにアドバイス頂けるのは、この上ない喜びです!「雅」ですか…うーむ。まずはWikipediaで調べてみましょう。
ふむふむ。上品で優雅なこと。宮廷風、都会風であること。本居宣長は、「もののあはれ」を知る上での基礎概念として、「みやび」を重要視した。…
「もののあはれ」いい響きですね〜。「あわれ」でなく、ここは絶対「あはれ」ですね。森本レオに、「もののあはれ」って言ってほしい!絶対素敵なはず!
…えっと、「雅」に戻ります。私が「雅」と聞いてまず浮かぶのは、「源氏物語」です。ただ、不勉強な私は源氏物語を全部は読んだ事、ありません。どうするかな…そうだ!以前友人から頂いた本がどこかにあるはず!で、京都の染色家、吉岡幸雄さんの「京のことのは」を本棚から引っ張り出してきました。春宵(しゅんよう)…朝曇(あさぐもり)…余花(よか)…いいですね。曾我の雨(そがのあめ)…羅(うすもの)…色無き風(いろなきかぜ)…この本には勿論、言葉の意味も書いてありますが、「言葉の響き」だけでも雅な気分になります。末枯(うらがれ)…若水(わかみず)…これは茶人には馴染みある言葉ですね…たおやかな雅を感じます。こんな素敵な言葉(ことのは)を、現代ではほとんど使いませんね。何と勿体無い。また、私の趣味は茶道なのですが、帯と着物の色合わせ。ここにも「雅」を感じます。生地の織り方や厚みはもちろん、着物と帯に、帯締め、帯揚げの色を重ね合わせて季節や気持ちを表します。
吉岡幸雄さんの著書を調べてみたら、「王朝のかさね色辞典」や、「源氏物語の色辞典」などあります。これらの本を傍に置きながら、源氏物語読破に挑戦してみようかな。



6 件のコメント:

エーデルワイス さんのコメント...

「雅」ブログ 読みました。残したい日本の素敵な言葉がずらり。辞書で調べてみることにましょう。「色なき風」は秋の季語で これからにぴったり!ですね。初秋の風は心地よく、身にしみるものとして、古来詩歌に詠まれて来たようですね。
*あきかぜのふきぬけゆくや人の中 久保田万太郎
「朝曇り」季語 夏 
*ふるずけに刻む生姜や朝曇り  鈴木真砂女 
暑い今の時期、お茶漬けにぴったりですね。 

あおいみみずく さんのコメント...

エーデルワイスさん コメントありがとうございました!俳句というのは大変な言葉の遊びですね。言葉を知り、タイミング良く使い、あれだけの少ない文字数で本当に多くの事を表現する…「遊び」というのは、実は「大変高度な事」かもしれないですね。趣味も遊びの一種ですが、実は大変骨の折れる事が多い気がします。私も茶道に関して知れば知るほど奥が深い深い…頭と感性、フル活動です。でも、疲れるけれど、疲れる事がまた、喜びのような感じもします。

エーデルワイス さんのコメント...

本居宣長と言えば、小林秀雄ですね。
私は、小林秀雄の講演「文学の雑感」というCDを持っています。その中に、宣長が山桜を愛で詠んだ
  * 敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花
という句が出てきます。
私も朝日に匂う山桜とはどんな情景か今年見に行ったのですが、あいにく山桜は2分咲き、おまけに曇り。残念でした。次回を期待しています。
宣長は山桜を好み、自分のお墓には 小さな石?と山桜を植えて欲しいと言って亡くなったとのことです。
      エーデルワイス

あおいみみずく さんのコメント...

本居宣長については、お恥ずかしいのですが、「江戸時代の国文学者で、古事記の研究をした人」ということくらいの知識しかありませんでした。お墓は松坂市の妙楽寺ということを、今調べて知りました。
私もソメイヨシノより山桜の方が好きです。高尾駅近くに多摩森林科学園という所があって、、江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物に指定された桜のクローンなど、約1,700本が植えられています。私はこのところ、春にはそこにお花見に出かけます。来年の春は、本居宣長のことをちょっと思いながら、出かけてみようと思います。

ピョコピョコ さんのコメント...

みみずくさん(*^^*)
凄~いじやないブログが何か知的~(^o^)お腹のすいたペガサスはいいね~(*´ω`*)(^-^)v

あおいみみずく さんのコメント...

ピョコピョコさん、コメントありがとうございます。
知的なんて言ってもらえる事、実生活では無いですからね。嬉しいです*\(^o^)/*これからもよろしくお願いします。