2014年11月10日月曜日

立山黒部アルペンルート 7 最終回〜黒部峡谷トロッコ電車編

さて、長々と書き連ねてきましたが、いよいよ立山黒部アルペンルート編 最終回!
旅行 最終日となりました。
室堂、弥陀ヶ原ハイキングでヘロヘロになった夜は宇奈月温泉に宿泊し、温泉でリフレッシュ。
下界に降りてきたので、ここで待望の日本酒を頂きました^_^
翌日、旅の最後はトロッコ電車に乗って黒部渓谷を走ります。
「トロッコ」とは、トンネルやダム等の工事現場からの土砂や石の運搬などに使用される貨車のことで、今回乗車するこの黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は、黒部川電源開発の為の資材運搬用鉄道だったそうです。
そういう訳で、もともとは観光列車というつもりではなかったようですが、自然峡谷美を誇る秘境「黒部峡谷」探勝を希望する一般の人が絶えないため、やむを得ず…というスタンスで便乗の取り扱いをしていたそうです。当時の切符には生命の保障はしない旨の注意書きがあったとか…これまで事故が無くて何より‥^^;
現在では勿論 電源開発の職員さんや、資材の運搬もしているのですが、同時に観光トロッコも走らせていて、2009年5月からは 地元 富山県出身の室井滋さんの声で車内放送が流れています。
但し 自然環境の大変厳しい場所というのは当然ある訳で 積雪や雪崩等による被害の危険性が高い 冬期(12月〜4月中旬)は運休するようで、その間 なんと一部区間では線路や鉄橋が撤去され、トンネルの中に保管されるという事。
そんな所を現在では割と気軽に楽しめるなんて、有り難い事ですよね。


あおいみみずく達は、宇奈月駅から鐘釣駅まで トロッコ電車で車窓を楽しみながらの行程でしたが、実は釣鐘駅で とっておきの楽しみがあるのです。
それは「温泉」!
下の写真の様に、河原にお湯が沸き出ているのです!
川の水は冷たいのですが、傍らの沸き出す熱いお湯を混ぜ 自分好みの湯加減に調節し 囲いを作って足湯!
今回は自作の温泉で楽しみましたが、近くには野趣満点の露天風呂がちゃんと作られてあり、秘湯感満点!ただ あまりの野趣味満点感にあおいみみずくは さすがにちょっと…で、足湯だけ楽しませて頂きました。
こちらには温泉旅館もあるようで、ちょっと変わった旅行や温泉の好きな方は大いに楽しめるでしょうね^_^
で、一句

☆川原湯で足浸しつつ秋思かな

「秋思」というのは秋のころの物思いの事で、ちょっぴり寂しさを感じる言葉らしい…
寂しさ…はい!もの思ふ葦ならぬ「足」であります^^;


自然の空気と景色と温泉に癒されて、いよいよ旅も終わりです。
日常をかなり離れる事が出来、楽しませて頂きました。
あおいみみずくは 昨年秋は京都三昧で 歴史、文化にどっぷりと浸りましたが、今年は自然を満喫…いえいえ、せっかくの山ガール衣装を揃えたんですからね。まだ秋はもう少し残っているし、もう暫く あちこち出かけましょう…(って行っても一年経つのは速いですね〜)
立山も古からの歴史深く、大好きになりました。
人が想いを込めて作ったもの、守って来たものの素晴らしさもあり、大自然が何億年もかけて育んできたものもあり…今の時代はその両方を享受できますが 失いつつもあります。何とかして守っていきたいもにですね…そんな思いを強くした旅になりました。
最後の写真は、トロッコ電車がトンネルから出て来た所をキャッチしたものです。
ちょっとボケていますが、タイミングはバッチリでしょ♡
こうして見ると、おもちゃみたいですね。


最終回というのに感動的な言葉を書けませんが…本当に良い思いをさせて頂きました!
あおいみみずくは、膝痛・腰痛持ちで 偏頭痛持ち。おまけに日々のぐーたらが祟って体力もありません。そんな者が空気の薄い高地に行けるのだろうか…?と、かなり心配したのですが、思ったより元気に過ごす事が出来ました。
驚くべき事に、今回のツアーには92歳と88歳の方が参加されており、ハイキングには参加されませんでしたがアルペンルートはしっかり踏破されていました。
いくつになっても 前向きに 知らないもの 知らない事にチャレンジする…その姿勢は素晴しいですね。驚くと共に 感動しました。あおいみみずくも頑張ります!
この旅はとても心に残るものになり、全てに本当に感謝です!
ご一緒したぴょこぴょこちゃんにも感謝♡

これにて 終わり

2 件のコメント:

エーデルワイス さんのコメント...

立山黒部アルペンルート、楽しく読みました。
92歳、88歳の方々がツアーに参加されていましたとの事。
青春とは人生のある期間を云うのではなく、心の様相を云う
サミュエル ウルマン「青春」を想い出しています。
青春とは人生の一時期のことではなく心のありかたのことで
若くあるためには創造力、意志、情熱、勇気が必要であり安易に
就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない‥
ようですね。

あおいみみずく さんのコメント...

エーデルワイスさん、コメントありがとうございました!
サミュエル・ウルマンを私は知らないので、調べてみますね。
青春とは人生の一時期のことではなく、心のありかたのこと…同感です。
92歳のおばあちゃんも、88歳のおばあちゃんも、側から見ていて 確かに青春でした。
ちなみに 92歳の方は、この旅行に備えて頭から足の先までしっかり検査されたという事で、無謀な挑戦ではなかったようです。外科医の息子さんが付き添っていらっしゃいました。
年齢云々ではなく、色々なものに 興味を持ち チャレンジして行きたいものですが…私は気がつくとゴロゴロしています。人の性格はそんなに急には治りませんが、何かの度に「青春とは…」という言葉を思い出しながら、好奇心と柔軟性を持って 面倒くさがらずに日々を過ごして行きたいものです。