さて、黒部ダムを後にしたあおいみみずくとぴょこぴょこ。
標高1455mの黒部湖から標高1828mの黒部平まで、平均勾配27° 最大勾配31°という「黒部ケーブルカー」に乗って向かいます。こちらのケーブルカーの「最大勾配角度 31°」というのは日本第2位らしいですよ…で、なんと1位は高尾山!わぁ!高尾山 勝ったー!…??
自然環境保護と 雪害防止の観点から 全線 地下にある為、何の景色も見えず…という このケーブルカーを降り、その後は立山ロープウェイに乗り継いで 一気に大観峰 標高2316mへ。
このロープウェイ、実は始点 黒部平 から終点 大観峰 まで支柱が一本も無いんですよ…目前にはぶらーんと撓んだロープがあちらの山まで…これが文字通り命綱ってことですよね…怖(>人<;)
添乗員さん曰く「これまで事故は一度もないし、こないだロープを架け替えたばかりなので 大丈夫です!」…
とは言え…
さてさて 恐怖のロープウエイは無事に大観峰に到着。ここから室堂までは もう少しです。
もし明日 御来光が拝めそうだったら ホテルから ここ 大観峰まで送迎して頂いて この地より朝日を見るということ。( 因みにこれは希望者のみ。ツアー代金に含まれず、自己負担2100円也)
大観峰で 山の景色を暫し楽しんだ後は いよいよ今日の目的地。標高2450mの室堂へ!
室堂の駅は本日宿泊する 日本で最も高い所にあるリゾートホテル「ホテル立山」に直結しています。
立山トンネルトロリーバスに乗り 暗いトンネルを通り抜けるまで10分ほど…
いよいよ着いたぞ〜!別天地!
高木が生育できる限界点 (森林限界点) を超えているので、周りに背の高い木は見受けられません。ホテルも広い原野にぽつんと立っている印象…
こんな風景、見たことない…
ホテルの背景に写っているのは立山の主峰で「雄山」という標高3003mの山なのですが、頂上をよく見ると 建物が建っているのがご覧いただけると思います。
これ、神社なんですよ。雄山神社と言います。
7月1日〜9月30日の山開きの期間中は神主さんが常駐していて 御朱印も頂けるとか。
立山は 富士山、白山と並び 日本の三霊山の一つです。
江戸時代から この地の多くの村では、男子は15歳又は16歳になると成人儀礼として集団で「雄山」を登拝する風習があり、この立山詣りで一人前と認められたんだそうです。
今でこそケーブルカーだのロープウェイだので室堂までは労せず来ることができ、そこから雄山山頂までは2時間半ほどで登ることができるようですが、勿論 昔はそんなものは無かったでしょうし…大変だぁ…
因みに「立山」というのは 一般に、大汝山・雄山 ・富士の折立 の総称で「立山に登る」というのは「雄山に登る」という事を指し、「立山」という名前の山は存在しません。
それはそうと…
こんなポテトチップスも見たことない…
気圧が低いので、パンパンに膨らんでいます。気圧の変化で膨らむのだから、台風の時にも 実は我家で密かに膨らんでいるのかも…人間は…?内臓は膨らまないにしても、腸に溜まったガスとかは膨らんでそう…気のせいかな?
あ、因みにしろえびは富山の名産です。富山は山もあり海もあり、自然いっぱいですね。
室堂では ホテル立山のスタッフの方が ホテル周辺を案内してくださる自由参加のイベントがありました。
出発時間は月によって変わりますが、9月は16時30分からで、宿泊者は無料で参加できます。
40分ほどということだったので あおいみみずくも頑張って参加しましたが、草紅葉で色づく山並みを見ながらの みくりが池周辺の散策では本当に心に残る絶景に出会えました。
湖面に空と立山連峰を映す みくりが池…夕焼けの雲海…輝く吾亦紅(われもこう)…
次回につづく♡
2 件のコメント:
水平方向で3000mの移動は、普通に歩いて40分~50分程であってなんてことない。
それが3000m級の登山となればかなり大変なことになる。
空想だが、山の頂上の真下まで掘られたトンネルを介して電車かバスでそこまで移動して、あとは、真上に向けて頂上まで掘られたあなに設けられた階段(螺旋階段か)をひたすら、まあ、2時間も歩けば3000mの山の頂上には辿り着けることになる。
だが、登山者にとっての登山の醍醐味は単に上ることではなく、山の表面を登ることなのだろうから、そういうわけにもいくまい。
醍醐味であろうとそうでなかろうと、
望んでも望まなくても、
人生も斯くの如しと言えなくもなかろう・・・。
ニヒルを気取りたくなる季節になった。
スナフキン3世さん コメントありがとうございました!
秋は夜も長くなり、詩的な季節ですよね。
人生も 最高に要領良く、最善の道を進む事が良いかと思うと…そうでもなく…確かに 望んでも望まなくても 登り道、まわり道、下り道、醍醐味であろうとなかろうと一歩ずつ…それもまた良しかもしれませんね。
俳句の季語に「秋思」というのがありまして、字の如く「秋の頃の物思い」という意味なのですが、先日 それで一句作りました。
☆川原湯に足浸しつつ秋思かな
どこでもボォ〜っと考え事のできる 良い季節になりました ^o^
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