2014年7月11日金曜日

初めての吟行句会 〜 4. いよいよ句会!

つづき…
そんなこんなで、12時になりました。
明治神宮御苑の出口(入口)で、本日の句会に参加される方々と一旦集まり、これから「句会」の会場に向かいます。
吟行が明治神宮でしたので、その後の句会は 同じく青山。表参道をず〜っと先まで歩いた所にある「まい泉」というとんかつ屋さんの個室でした。(けっこう遠かった…^_^;)
こちら「まい泉青山店」は、もともとこの地にあったお風呂屋さんを改装してレストランにしたのだそうで、特に銭湯の脱衣所を改装したという 天井の高い西洋館で味わうとんかつは 雰囲気もあいまって、一風違った味わいに感じられそうです。
まい泉に向かう道すがらは新緑の表参道。原宿の最高にお洒落な通りです。ああ、この前来たのはいつだったかしら…ついつい遠いからと こういったお洒落な所にはご無沙汰してしまって…学生の頃は頻繁に来ていたのに…やっぱりあの時代はエネルギーがあったんだなぁ…
ちょっと感慨深げに 人混みをかき分け街を進むあおいみみずく…時折吹く風がなんともいい気持ち。
ところで、表参道のあちこちで行列が出来ていたのですが、なんとこれ、ポップコーンを買う人達の列とか…今、原宿には高級ポップコーンのお店が集結していて、色々なお店をまわっての食べ比べが流行っているそうですよ。知らなかった…^_^;
下の写真はラルフローレンの表参道店です。流石にお洒落ですね…


まい泉で、カツ丼を味わひしあおいみみずく…
案の定、緊張感で味がわからず…(でも、お肉がとっても柔らかかったのは実感…お値段も良心的!また改めて出直そうと思います^_^;)
さあ!お昼ご飯の後はいよいよ「句会」です。
まずは「出句」
一人一人に短冊が渡されて、サインペンで吟行にて捻り出した句をしたためます。今回は一人5句でしたので、短冊は5枚渡されました。作者の名前を書いてはいけないそうです。
小鳥のように震える心…ああ…こんなんで大丈夫かなぁ…
5枚の短冊をお世話係に手渡します。
次は「清記」
当日は12人でしたので、12×5…全部で60枚の短冊を一旦集め、それをバラバラにして組み合わせたものを、改めて5枚ずつ渡されました。みみずくの手元には、どなたが書いたのかわからない短冊が5枚。
それを各々渡された一枚の紙に 5句とも正確に写し書きます。
ああ…みなさんすごい上手…みみずく、もう一度作り直したい…
で、「選句」
まずは清記した5句の中から自分の気に入った句をいくつか選んで自分のノートに書き留めます。あまり深く考えすぎず、直感で良いと思ったものを選ぶように言われました。書き留めたら自分の清記用紙を右隣の方に渡します。左隣からは、同じようにして左の方が清書された清記用紙が渡され、その中から自分が好きな句を選びます。そして終わったら右に渡す…その作業が今回は12回続けられました。結果、60句の中から、自分が気に入った句がいくつか拾い上げられるのです。
これが結構大変でした。ゆっくり選びたいのですが、そうすると自分のところで清記用紙が溜まってしまうので、初心者みみずく もう泣きそう…とりあえず、目の前に情景がパッと広がるものを選んで行きました。みみずくは全部で17句ほど選びました。
それが終わると、選句用紙が渡され、拾いあげたものの中から更に「いいな」と思うものを、その句会で指定された数だけ選びます。今回は5句。
結局、60句の中からあっという間に自分が良いと感じた5句を選び出し、選句用紙に書き出す訳です。ここでみみずく 早くもグロッキー…(_ _).。o○
最後は「披講」
選句用紙が集められ、そこに書かれた句を、お世話の方が読み上げます。
12人の皆さんが選んだ句が 5句ずつ披露されます。すると当然、人気の句も出て来る訳で…一番人気の句は4人の方が選ばれてました。すごいなぁ…
自分の句は読み上げられるのかなぁ…12人がそれぞれ5句ずつ選ぶので、ひょっとしたら、誰かが血迷って選んでくれるかも…しかしあおいみみずく 句を詠んだのは本当にこれが生まれて初めて…っていう訳で、ほぼ無鉄砲な淡い期待は抱きつつも 半ば傍観者の心境…
ところが!なんと 60句の中から あおいみみずくの句を選んで下さった奇特な方がいらっしゃったんです!嬉しいなぁ♡
…という訳で次回に続く*\(^o^)/*


                                                                                                       半夏生

2 件のコメント:

パラダイス・ベイ さんのコメント...

パラダイス・ベイと申します。

NHK教育番組で俳句の講座を見て、
俳句に興味がでてきた今日この頃です。

暮らしの中の一瞬を
五七五の短い句に表すことは、
日本語を母国語に持った者の
醍醐味なのでしょう。

俳句の句会の詳細な様子、
自分が参加したかのような感じで、
素敵です。

半夏生、

透明感のある夏ですね。

では。

あおいみみずく さんのコメント...

パラダイス・ベイさん、コメントありがとうございました!
NHKの俳句講座、今も放送していますか?私も見てみようかしら^ ^
本当に 日本語というものの美しさと面白さを しみじみ感じる今日この頃です。もっと若い頃の方が 感性は豊かだったのでしょうが、往々にして 文化というものに興味を持つのは ある程度歳を重ねてからなんですよね…前からやっておけば良かった…という事が数々ありますが、気づいた時が適齢期って何処かで聞いたようなフレーズを心の支えにして 今 これから頑張ろうと思います。