いつの間にか 梅の花は盛りを過ぎ、木蓮は天に向かって花を開き、沈丁花の良い香りが街中に漂い始めました。
ただ 三寒四温とはよく言ったもので、近頃は「ちょっと暖かいかな?」と気を緩めた途端、次の日は冴返る…体調を整えるのが大変ですよね。
前回のBlogで「春は光からやって来る」と書いたのですが、春が深まって来ると 透き通ってキラキラしていた光が次第に濁って感じられます…「濁る」という表現は美しくないですね?…「霞む」の方が良いかしら?町がうっすら霞んで見えます。
日本語には「春霞」という美しい言葉がありまよね。
「霧」や「霞」とはウィキペディアによると、
「大気中の水分が植物の蒸散が活発化するなどの要因によって増え、気温の低下などによって微粒子状となり、目に見える状態になる。昼と夜の変わり目で気温差の大きい日に起こりやすい。」
とありました。
この状態は「春」という時期に特に起こりやすいので「春霞」という言葉があるのですね。
「春霞」という言葉の響き自体は大変美しいので、「大気中の水分が微粒子状になる」という事で一件落着としたいのですが…でもやはり 今の時期、埃っぽくありませんか?
春は秋と違って朝だけではなく一日中霞んでいる印象です。水分だけではなく、スギ花粉と黄砂と埃がモワッと一面に漂っている感じ…目がチカチカ痛いし 喉はガラガラ 髪の毛を毎日洗わずにいられない…これが「春霞」の正体だったりして…
スギ花粉というのは現代の困り者ですが、黄砂はずっと前の時代から飛んで来ていそうですよね。
そういえば、あおいみみずくが大好きだった NHK大河ドラマ「平清盛」…
画面に平安時代っぽさを出すために、コーンスターチを扇風機で漂わせて わざと白く霞ませた映像を撮った という話を聞いた事があります。
平安時代は道も舗装されてないし、火を焚けば煙モクモク…相当埃っぽかったで事しょうね。おまけに春は中国からの黄砂来襲。町はいちだんと埃でいっぱい…で、これこそが「春霞…」
「悪環境」を「素敵!」に変えてしまう、これぞ平安人の雅!…と、一人(一羽?)納得のみみずく…
それにしても、春って 気温も気圧も安定せず、喉イガイガで、調子イマイチ。桜が咲くという大イベントがなければ かなり憂鬱な季節だったりして…(^^;;
え…なになに?うちのいつもお腹を空かせた熊が一句作ったって言ってます…?
☆ このところ頭の中が春霞
うーん…(^^;;
あ!上の写真は「ボケの花」です (⌒-⌒; )
6 件のコメント:
記事が掲載されてから時間が経ってしまいましたが、コメントというか返歌(句)です。
★出勤し北Window立ち上げる
あーあ、オヤジギャグ系俳句作っちゃった。
★霞では足らず仙人山下りる
どうして私はこうなんでしょうかね?
ジョヴァンニさん、コメントありがとうございました!
えーっと…∧( 'Θ' )∧…⊂((・⊥・))⊃…!?(・_・;?
オヤジギャグ、切れ味鋭すぎて、わからない〜(;_;)
うちの熊と考えてみたのですが、オヤジギャグなのか、それとも頓知問答なのか、はたまた深い深い禅問答なのか…う〜む…( ̄(工) ̄)
顔文字を並べまくって逃げきれるでしょうか…(^◇^;)
さすが ジョヴァンニ師匠。やはりまったく歯が立ちませんm(__)m
何も策を弄していない単純な内容です。
ただ単に「窓」を「Windows」に変えただけ。「北」はどうしようもなく、意味不明のまま残しました。すみません、こんな低いレベルで。
ジョヴァンニさんの句は高度ですね!では、私が分かり易い短歌(?)を。。
⭐️注意して楽譜は見て ねと言ったあと「先生、背中に値札付いているよ」
今日は雪が降りましたね。三寒四温も激しい日々です。風邪などひかないよううにね!
ジョヴァンニさん!
今わかりました!Windows!パソコン!
WIndowに「s」が付くだけで、ガラッと景色が変わって見える…なんて…なんて奥が深い…まるで俳句の真髄…
思わずひれ伏すみみずく…m(_ _)m
あおいみみずくと言えば、自分のBlogにつけた「題名」すら忘れておりました。「北窓開く」だったんですよね…お粗末
モモンガさん、コメントありがとうございます!
ジョヴァンニさんの句は高度です。みみずくはいつも必死で後を追わせて頂いております!
…にしても、モモンガさんの短歌も「らしさ」溢れるものですね。注)褒めてますよ!
目の前に その光景が広がります。値札をぶら下げた先生は、モモンガしかあり得ない…けれど、クリーニングのタグを取り損ねて電車に乗った鳥も…知り合いに…おります…(^◇^;)
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