そこでは 毎年7月1日〜7月15日まで「七夕乞巧祭り」という、七夕のルーツとされるお祭りが催されており、平安の七夕祭り「乞巧奠 (きっこうでん) 」が再現されています。
乞巧奠は古代中国の 魔除けの風習と牽牛織女の伝説由来の行事が 日本の信仰と結び付いた古式ゆかしき行事で、平安時代より 技芸の上達を祈るものとして 宮中を中心に広く定着していたようですが、これを今でも再現している所は全国的にも珍しいそうです。
上の写真は乞巧飾りを再現したものです。
平安時代の宮中の女性たちが、七夕の日に 詩歌、管弦、裁縫などの上達を祈り、筆硯、雅楽器、五色の糸 七夕馬などを供えたものだそうで、琴や琵琶などもご覧頂けるかと思います。
あおいみみずくがお邪魔したのは7月1日で、この写真は飾りつけホヤホヤ♡
平安時代もこんな感じで飾られていたのでしょうか…時代を超えたロマンだなぁ…
7月7日の朝には天皇が芋の葉についた朝露で墨をすり、梶の葉に御歌を書かれ、これが短冊の始まりとなったとか…
あおいみみずくは子供の頃、近所のお友達と里芋の葉っぱに溜まった露を集めて回った思い出があります。本当は朝露という事なのでしょうが、朝早くはとても起きられないので、雨上がりに葉に溜まった雨粒を集めて良しとして…子供の頃からいい加減…(^◇^;) とりあえず雨水で墨をすり、これでもかと、沢山の願い事を短冊にしたためました。
それはさて置き、こちら7月7日夕には「七夕の神遊び(技芸上達祈願祭)」が社殿で斎行され、神門前に設えられた梶の葉と七夕人形に五色の吹き流しや五色の布を垂した「平成の七夕・乞巧飾り」を左右左と三度くぐる「乞巧潜り神事」が行われます。
7月1日参詣のあおいみみずく、一足お先に乞巧潜りを体験。しっかり三度くぐったのですが、ちょっと足りない気がして 念のため もう三度くぐりました…え…?プラマイゼロ…?σ(^_^;)
七夕乞巧祭りも良いのですが、ここには徳川家康の次男秀康の側室「清涼院」お手植えの、とても大きな菩提樹がありました。悠々と枝を伸ばし、刺すような日の光を遮り 涼やかな木陰を作っています。緑陰の風が気持ちいい…菩提樹の下で昼寝したい…
☆ 菩提樹の下で悟れず昼寝かな
オソマツ…(^◇^;)
ま、あおいみみずくはこんなもんですよ…お釈迦様、ごめんなさい…
神社に隣接する和田堀公園では、翡翠(カワセミ)の親子がクチボソというお魚を獲る様子を見ることができました。あおいみみずく、初めて翡翠なる鳥を見たのですが、いや 本当に翡翠(ひすい)色ですね…なんという綺麗な羽色…
ここは都会のオアシスです。(近年では パワースポットとも言われているようです^ ^)
文化的にも気分的にもちょっと有意義な 東京散歩になりました。